エアコンはつけっぱなしの方がお得なのか?
こんにちは。高岡砺波営業所の千葉です。甲子園の季節ですね。最近の私は休みの日は時間の許す限り、高校野球をみて野球レベルの高さを感じています。甲子園のグランドはすごく暑いそうでピッチャーは替えのユニフォーム(アンダーシャツ)を最低でも5~6枚くらい持っていくそうです。
話は変わりますが気になるニュースを見つけましたので、今回はこちらを紹介します。
エアコンは24時間つけっぱなしの方がお得なのか!?
夏になると増えるエアコンや消費電力の記事。その中で気になったのが次のような電気代の記事です。エアコンは24時間つけっぱなしのほうがお得、という内容です。
近くの家電量販店の店員さんなど色々な方に、「今のエアコンって昔と違ってエコ運転がついているから、入り切りを何回もするならずーっと入れっぱなしの方が電気代が安く済むんですよ」と説明を受けました。
経済産業省 資源エネルギー庁が公開している「省エネ性能カタログ2015年夏版(p14)」の「10年前のエアコンとの期間消費電力量の比較」では、次のように2004年と2014年型では11%程省エネになっていることが発表されています。
つまり、高性能なエアコンになっているので電気代が恐ろしくかかる事がないと言う事なのですね…。しかしながら、その情報だけを鵜呑みにして「ならつけっぱなしにしようかな?」と思うほど、私は単純ではありません。
実際に、自宅で使用しているエアコンで比較をしてみようと思います。
筆者使用の自宅エアコンで考えてみる
使用しているPanasonicXシリーズ 18帖タイプでは、このような結果になります。
- 冷房時:1520W・最小値:120W・最大値:1620W
フルパワー運転の回数が少ないことが電気代の肝!
電化製品はなんでも、立ち上がりの直後に一番電気代がかかるんですよ。そのため、電源を入れた直後からフルパワー運転になり、最も電力を消費してしまう形になります。
外が暑い日中にこまめなオン・オフを行うと毎回電源をオフにした瞬間から部屋の温度は上がってしまうため、何度もフルパワーで運転する事となり、結果つけっぱなしの時よりも消費電力が大きくなってしまうと言うからくりがあったわけです。
つまり、節電をするうえで重要な事として、温度を下げるためのフルパワー運転をいかに少なく出来るかと言うことのようですね。近所のコンビニに行ってくるくらいの時間であれば付けっぱなしの方が電気代がかからないと言うことですね。
ちなみに電気代の立ち上がりから1時間のコストとエアコンの運転が安定してからの1時間のコストが有りましたのでこちらも参考に紹介します。
- 立ち上がり1時間 約29円、安定して後1時間 約3円
※冷房8~12帖タイプのもので計算
こうしてみると一目瞭然ですね。エアコンが欠かせない最近の夏だからこそ、賢く使いこなしましょう。