普段使っている言葉が実は建築用語だった?続編
こんにちは。石川北部営業所の福永です。以前に「普段使っている言葉が実は建築用語だった?」というブログを書きました。3つしか紹介はしていませんでしたが、実はまだまだあります。今回はその続編です。「あー!それ使ってる~!」そんな言葉を今回もいくつか紹介しようと思います。
建築関係が由来の言葉
束の間
- 例文:束の間の休息が終わり、さらに激しい練習が待っていた。
よく使いますよね~、私も週に最低1回は使いますよ。(嘘です。使いません) - 意味:短い間、少しの時間
- 語源:梁 (はり) の上や床下などに立てる短い柱。束柱 (つかばしら) 。
語源は建築の際に使う短い柱のことです。この束の部分から「短い」や「少し」という意味に変換され、現代に使われるようになりました。間は時間を表します。
結構
- 例文:結構です。
例文が短くて申し訳ございません。ですがみなさん思い浮かべるのはこれですよね?皆さん使用するときは否定的なイメージで使っていませんか?断るときとか。 - 意味:満足する。それ以上必要ない。
- 語源:建造物の構造の、組み立てや構成を意味する名詞です。
語源は中国ですが、建物をほめる際に「見事な結構(構造)だ」と使っていたそうです。この言葉が日本に来た時に、「計画」「準備」などの意味と変換して使われるようになりました。さらにその準備を「素晴らしい」「立派である」「丁寧だ」と評価する際にもこの結構という言葉が使われるようになりました。
ここまでを見ると、断ったり否定的な表現は含まれていません。その通りです。結構はマイナスな言葉ではありません。現代で使われている結構は、「もう十分に満足しました。なのでこれ以上は必要ありません。」こういう使い方が本来です。ただ断るために使う言葉ではないことに注意しましょう。相手をリスペクトしながら使う言葉です。
イの1番
- 例文:あいつはきっと、イの一番に俺に連絡したかったんだ。
生まれて今まで使った事が無いため例文が変になっております。。。おそらくこんなニュアンスの使い方です。現代っ子は使わないですが、大人の方はまれに使うかもしれませんね。現代というより少し古い使いまわしな気はしますが、私的にかっこいいと感じる言葉なのでいつか使ってみたいでござる。 - 意味:家の図面を昔は板に書いていました。その図面の柱の位置を順番に縦は「イロハ…」というように書いていました。そして横は「一二三…」と記載していました。一番早く建てる柱が「イ」の「一番」と書かれていました。それが現代では、真っ先とか一番にという意味で使われるようになりました。昔は板に図面を描いていたんですね!
まとめ
どうでしょうか。「あー!それ使ってる~!」そんな言葉を今回もいくつか紹介しようと思います。と言いましたが使っているのはおそらく「結構」くらいだったかもしれません。
ですが、言葉って語源を調べるととても面白いですよね。今回は建築用語に絞って書きましたが。どんな言葉にも由来はあると思うので調べてみたいと思いました。また紹介する機会があれば、その時は温かい目で見てください。