この秋、福井県についにICOCA(イコカ)、自動改札機が初導入!
JR西日本が北陸本線・牛ノ谷駅(あわら市)から新疋田駅(敦賀市)までの19駅に、ICカード乗車券ICOCA(イコカ)を2018年9月から導入開始すると発表しました。
ICOCA導入にあわせて、敦賀駅と福井駅には、通常の切符も通せる自動改札機がついに設置されるようです。JR西日本管轄内で唯一、自動改札機がなかった福井県に待望の自動改札機が導入されます!都市部では今や当たり前の自動改札機ですが、実は北陸3県では長年自動改札機がありませんでした。
北陸圏での自動改札機とICOCA
同じ北陸の富山県は2012年に、2015年には石川県に初導入。さらに2017年からはICカード乗車券ICOCAを導入しましたが福井県は対象外であり、この度JR西日本管内で自動改札機やICカードが導入される最後の県となりました。
各社の報道によると、9月8日に福井、敦賀の両駅に自動改札機を設置し、ほかの17駅には9月15日にICカード専用の自動改札機が導入されるということです。
自動改札機導入のメリットの一方で寂しさも
ICカード導入により切符に使われる紙が大幅に節約でき、コスト削減につながります。タッチするだけで情報を読み取ってくれるので機械の紙詰まり等が発生しない事や乗車中に目的地を変更しても運賃を自動精算してくれ、利用履歴を確認・印字できるなど様々なメリットがあるそうです。
さらにクレジット一体型も登場しており、買い物に使用できる店も近年どんどん増えています。また、IC乗車券の利用が増えることで、「みどりの窓口」をはじめとする有人窓口を削減。それが、人件費の縮減効果をもたらしているということです。
今や都市部や各地方においても近距離の移動に「きっぷを買う」ということもなくなりつつあるのかもしれませんが、福井では「きっぷを買う」、駅員さんに「きっぷを見せる」、朝は「おはようございます」「いってらっしゃい」、帰りは「おかえりなさい」「ありがとうございました」と、そんな駅員さんとのやりとりも日常の光景です。
駅員さんとのコミュニケーションや人と人とのつながりみたいなものががなくなってしまうことに、便利になる一方で少し寂しさも感じてしまいます。
この秋に福井で開催される、国体、全国障害者スポーツ大会前に設備を整え、福井を訪れる大勢の人をスムーズに迎え入れるとともに、県民の利便性アップにつながると良いですね。