衣替えで覚えておきたいニット製品の洗濯術。
6月を過ぎると、半袖で過ごす時間が多くなり一気に衣替えが進みますね。今回は、セーターなどのニット製品を、よりキレイにする洗濯方法をお伝えします。
ニット製品、洗濯のお悩み
コートなどの大物はクリーニング店に依頼しても、ニット製品は自宅で洗う方も多いのでは。水洗いした後のセーターは、肌触りが気持ち良いですね。しかし、洗って片付けたのに黄ばんでいた、というお悩みも多いのです。
原因は、洗濯で落としきれなかった汚れ。特に皮脂が原因になっている場合が多いのです。衣類を長期間保管する前には、皮脂汚れをしっかり取り除きましょう。
洗濯機に入れる前に、付け置き洗い
まずは、衣類の洗濯表示の確認を。「家庭洗濯禁止」とあれば、クリーニング店など専門家に依頼しましょう。
洗濯可能な衣類は
洗濯可能の衣類の場合は、洗濯表示に書かれた温度のお湯を用意し、20分付け置き。表示に30とあれば30℃、40であれば40℃を用意します。手洗い表示の場合は、40℃を使います。この際、容量が10ℓ以上の付け置き用のオケがあると便利。手洗いや漂白などにも使えます。
お湯に中性洗剤を規定量溶かし、セーターなどを入れて20分間付け置き。襟元・脇・袖口など気になる箇所は、洗剤の原液をなじませてから付けると、皮脂が取り除きやすいです。
水温を上げ、皮脂汚れが多そうな箇所は洗剤を濃いままで使い、汚れがお湯に溶け出すまで時間を置きます。これで付け置き洗いは終了。これからは、洗濯機の出番です。
後は洗濯機にお任せ
ニットなどは洗濯ネットに入れて洗濯機へ。衣類をデリケートに洗う「ドライ」「おしゃれ着」「手洗い」などのコースを選んだら、後は洗濯機にお任せ。この際、柔軟剤を使用します。
干し方も一工夫
洗濯後は、形を整えて干します。ハンガーを使うと水分の重みで伸びてしまうため、平らな場所に広げます。日焼け・変色・劣化を防ぐために、室内干しまたは陰干しで。
普段は常温の水で洗濯している方が大半でしょうが、保管前の洗濯だけはお湯を使い、皮脂を洗い流すのがおススメです。付け置きの後は洗濯機にお任せなので、思っているほど手間にならないはず。冬の間についた汚れをしっかり落として、次のシーズンもその次も、気持ち良く着たいですね。