住宅コーディネーターが教える「エアコンの取付け位置」
目次
部屋の形状からみて短辺方向にエアコン設置がお勧め
室内機の真横には、風を送ることができないので、エアコンによる温度変化がもっとも起こりづらい場所です。そこで、長方形の部屋の場合、短辺の壁に室内機を取り付けて、風が届かない場所を減らしましょう。
正方形の部屋の場合は、壁の中心に室内機を設置します。
使用時にエアコンのスウィング機能を使うと、風が届く範囲が広がります。
さらに言えば窓の近くに
外の寒さ・熱さは、主に窓から室内に伝わってきます。したがって、室内機の設置はできるだけ窓の近くで、窓に風が当たるような位置にしましょう。窓から侵入してくる熱と冷気を最初に空調することで、お部屋の温度を効率よく調整することができます。
風を遮らないようにする
室内機を設置する場所の下側を考えることも重要です。
特に温風の場合は下に吹き出すので、その下に物があると出した風が室内機に吸い込まれ、再び送風するという非効率な動作になってしまいます。
また、人に直接風が当たると健康被害の原因にもなります。タンスやカーテンレール、ベッドの頭側などが室内機の下にならないようにしましょう。
室外機の設置場所
製品にもよりますが、室外機のおけるスペースを確保すること。風通しがよいと室外機の熱ごもりを緩和してくれます。できれば日影とかがいいです。室外機からは振動や音が出ますのでお隣さんとかに迷惑のかからない場所を検討しておくとよいですね。
火災報知器にも注意。エアコンと火災警報器よりも1.5m以上離れた場所に取り付ける
エアコン室内機は、火災報知機から離れた場所に取り付けてください。火災報知機と室内機の距離が近い場合、火災報知機はエアコンの風の影響を受けて、火災の煙を正確に検知できなくなる危険性があるからです。