間取りの失敗ランキングから学ぶ家づくり
こんにちは。オスカーホーム高岡砺波営業所の千葉です。以前にも「失敗例から学ぶ!意外と知らない住宅づくりの重要ポイント」という記事を書きましたが、住宅は住んでからこうすればよかったと思うところが沢山あります。そんな中で「間取りの失敗ランキング」という記事を発見しましたので、このような記事から今住宅を考えている方が参考になる点を挙げていきたいと思います。
SUUMOの「間取りの失敗ランキング」では次のような結果となっています。
目次
間取りの失敗1位は意外?!にも配線
第1位 | 配線の失敗 | 70.9% |
---|---|---|
第2位 | 収納の失敗 | 60.2% |
第3位 | 広さの失敗 | 55.3% |
第4位 | 明るさ・温度・湿度の失敗 | 48.1% |
第5位 | 視線の失敗 | 34.5% |
第6位 | 音・ニオイの失敗 | 30.6% |
第7位 | 動線の失敗 | 25.2% |
収納や広さの問題よりも、配線を失敗したと感じた方はなんと70%以上。使用する回数が多いので気になる方が多いです。
例えば、リビングの照明スイッチが開けた扉の裏になってしまった。キッチンの収納棚にもコンセントが必要だった。住宅会社に勤め新築で建てた私の家でも実は気になる箇所があるんですよね。開けた扉の裏にスイッチが有るなどは思っていても意外と気づかないものなのです。
ランキング1位!配線を失敗しないために注意したいポイント
コンセントは実際に使用する場所や個数を把握しましょう。
今は使用していない家電等、将来的な事も考え個数をチェックした方が良いと思います。季節によって使用する家電も注意が必要ですね。
一般的には延床面積と同じくらいのコンセントが目安となっております。具体的には、40坪の住宅には40個のコンセント、という具合です。
コンセントの位置をチェック!
掃除機をかける際のコンセント位置は確認出来ましたか?意外とコンセントの抜き差しは大変です。また、帰宅時や就寝時などの生活動線内にスイッチがきちんとあるか?も確認しましょう。回路スイッチを沢山作っても良いですが、もしかしたら余分になってしまうことも。
ランキング2位!収納スペースの失敗
次は、失敗ポイント第2位に挙がった「収納スペース」です。収納スペースが無くて困っている方も多くいらっしゃいますが、一方で、実際に作った方からも使いづらかったと話が上がっています。
失敗談
- 壁面収納を作り過ぎてしまったため、家具や家電などを寄せておける壁部分が無くなってしまった。
- 玄関の広さを優先してしまい、靴や雨具用品をしまう場所が無くとりあえず、玄関の隅に寄せて置いてある。(湿気などが溜まるのではないかと不安)
- とりあえず納戸を付けたが床スペースがデッドスペースとなってしまった。
住宅を検討する方に伺うとやはり収納スペースを確保したいという声があがりますが、建てる前と建てた後の満足度ギャップをお聞きすると上のような回答が返ってきました。
やはり、配線と収納スペースは多くの方が不満足になってしまう点なのです。重要視したはずなのに不満足になる収納は何か理由がありそうですね。
収納スペースの重要ポイント
収納したい物はもう決めていますか?難しい質問ですが、簡単にお伝えしますと、収納は次の二点を注意しなければいけません。
- かける収納(服など)
- 置いておく収納(季節もの、重い物)
例として、前回お話をした玄関クロークに何もない空間にしてしまうと、
- 雨具をかけて置く場所が無い為かける為に、物を置いてしまう。
- 物を置きたい為、収納ボックスを置いてしまう
- 折角の収納スペースなのに上手に活用できない
という問題も出てきます。
大きく作ったから安心というわけではなくその使用用途に応じての作り方も大切です。
今回は長くなってしまいましたのでこの二点で区切らせて頂きます。いかがでしたか?新築を購入するにあたって間取りもそうですが、それ以外の細かい点も重要になることを忘れずにして下さいね。