収納スペースをカビから守ろう。カビの予防法と対処法

湿気がこもりやすい収納スペースは、カビの温床。今回はクローゼットと靴箱のカビ対策をお伝えします。

カビが発生する環境とは

気温20~30度、湿度60%以上になると、カビが発生しやすいと言われています。空気中に浮遊するカビの胞子は、着床すると汚れ・ホコリ・人間の皮脂や汗などの有機物を栄養として成長します。

収納スペースのカビ予防法

クローゼットや靴箱は扉を閉じている時間が長いため、湿気がこもりやすいです。以下に、カビ予防法を記します。

  1. 来客時以外は、できるだけ扉を開放する。
    時々、扇風機の風を中に向けて入れたり、除湿モードでエアコンをかけるのも有効。
  2. 収納は八分目にする。
    物を隙間なく詰め込むと、通気性が悪くなる。ハンガーに吊るした服が片手でスッと取れるのが目安。
  3. 紙製ダンボールは湿気を吸いやすいので、使用を控える。靴を購入時の箱で保管するのも避ける。
  4. 収納にはなるべく不織布製の袋やカバーを使う。特に革製の靴やカバンにはオススメ。革の主成分はタンパク質で、カビの餌食になりやすい。
  5. 一日着た服はホコリを払い、湿気を飛ばしてからしまう。一日着用すると、カビの胞子が付いている可能性がある。すぐにしまわず、ドアフックなど一晩吊るしておく。
  6. 一日履いた靴は、靴箱の外で仮置きして乾燥させる。
  7. (クローゼット)床や隅をこまめに掃除する。
  8. 除湿剤(市販品)を置く。

カビが生えてしまったときの対処法

上記のように気を付けていても、カビが生えてしまったときはどうすればよいでしょうか?

  1. 中の物を全て出して空にします。
  2. 50度以上の湯に浸してよく絞った布で、カビの生えた部分を包み込むように拭き取ります。お湯を使うのは、早く乾かすため。注意点は、カビを掃除機で吸わないこと。胞子が拡散します。
  3. 湯拭きして乾いたら、消毒用エタノールを適量別の布にスポンジに染み込ませて拭き、除菌します。
  4. その後は、扉を開けたまま中を乾燥させ、さらに半日ほど放置。

湯拭き→除菌の流れで行いましょう。

さいごに

クリーニング店から戻ってきた衣類のビニールカバーはすぐに外し、風通しの良い場所に少し吊るす……、筆者はここまではやっていましたが、不織布カバーを使うのは、恥ずかしながら初めて知りました。100円ショップなどにも売っているので、まずこれから始めてみようと思いました。久しぶりに取り出してカビだらけ(涙)!にならないように。

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