普段使っている言葉が実は建築用語だった?

こんにちは。石川北部営業所の福永です。みなさんは普段使っている言葉の由来って考えたことありませんか?僕はたまに考えたりします。

例えば、「おはよう」です。私たちにとってはただの朝の挨拶です。しかし本来の意味は、「お早く○○ですね」という意味です。「お早くからご苦労様です。」や「お早いお着きですね」など相手をねぎらう言葉です。朝昼晩は関係なく使っていたそうです。

このように、普段使っている言葉でも起源や由来を調べてみると、面白い言葉がたくさんあります。そこで思いついたことがあります。普段使っている言葉で建築関係が由来の言葉ってないのかなーと。探してみると、ありました。いくつか紹介しようと思います。

建築関係が由来の言葉

几帳面

意味:細かいところまで、物事をきちんと行うさま。

「あの人は几帳面ですね」と言うときはこの意味で使いますよね?

語源は、貴人などが目隠しの間仕切りや、風よけなどで使っていた家具「几帳(きちょう)」が語源です。几帳の柱の面を削り、両側に段を付けた面が「几帳面」と呼ばれていたそうです。それが細部まで丁寧に仕上げてある様から、いつしか生活シーンで使われるようになりました。

羽目をはずす

羽目板

意味:調子に乗り、度を越してしまう事。

「羽目はずして飲み過ぎたな~」みなさんこんな経験ありませんか?

これも実は建築用語が関係しています。「羽目」という言葉ですが、昔の建物の外壁材として使われていた、「羽目板」という物から来ています。羽目板をきれいに並べて、家の外壁を作っていました。それを外してしまうと、家の中が丸見えだったり柱がむき出しになるそうです。

現在で考えても、そんなむき出しの家に住むなんて考えられませんよね?常識じゃ考えられません。この、普通じゃない状態や、無様なさまから今では、日常で「羽目をはずす」と使われています。

叩き上げ

意味:苦労を重ねて腕を磨き一人前になった人のこと。

「あの営業マンは叩き上げでここまで成長してきたのだ!」すみません。これはあまり日常会話で使ったことがないので、変な例文になりました。。。でもみなさん言葉と意味はなんとなく分かりますよね?これも建築用語です。

土間の床のことを「三和土(たたき)」ということはご存知でしょうか。

この「たたき」という言葉は、セメントがなかった時代で土間をつくるのに、三種類の材料を混ぜて練り、それを叩きかためることからきています。この叩き方が中途半端だと良い土間にならないそうです。昔の人は一生懸命たたいて苦労していたのですね。そこで、下積みの苦労を経て一人前になることを「叩き上げ」と言うようになったのです。

今回は3つご紹介させていただきましたが、他にもたくさんありました。調べていて面白かったのでまた、みなさんにご紹介できればと思います。ありがとうございました。

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