ワンオペにしない!家族の協力で実現する家事の時短テク
目次
ワンオペから脱却!家の家事
最近耳にすることが多くなった「ワンオペ」という言葉。意味をご存知ですか?ワンオペとは、ワンオペレーション (one operation)の略で、元々は飲食店などのお店を1人でまわしている状態のことを指しています。
最近では、家庭での「ワンオペ育児」「ワンオペ家事」などといった表現の仕方をし、育児や家事を1人で担い、大変な様子を表現するときによく使われています。ミツバチのように走り回っている感じでしょうか。
脱却のポイントは手伝いたくなるような工夫を。
共働きだし、子供も幼いし、などワンオペとなっている原因をすべて取り除くことは難しいですが、ちょっとした工夫で家事の手間や時間を少しでも減らすことは可能です。
ただし、「あーー家事はこんなに大変!」というアピールをしていては、誰もやりたいとは思いませんよね。「いつもありがとう」とは言ってくれるかもしれませんが、家族を家事に巻き込むためには、自分もやりたいなと思わせる工夫や演出が必要です。
日頃毎日家事をしている身としては、「これをやって」「こうしておいて」と言ったら毎日その通りに行動してくれることが一番!と思うかもしれませんが、そうはいかないのが現実。時間はかかりますが、「家事って楽しいものだよ」「キレイになると気持ちいいね」と実感していってもらいましょう。
家族の協力で実現する家事の時短テク
1.誰でもできる!簡単な道具をつかう
まずは、キッチンのスプレー、シートなど、家事に慣れていない大人や子供でも分かりやすい道具を使います。家事初心者には色んな洗剤や複数の道具があると、何をどのように使えばいいのか分かりません。
花王の「食卓クイックルスプレー」
この食卓クイックルスプレーは、ティッシュに一吹きして拭くだけで使える簡単スプレー。普段は、食前後に台拭きでテーブルを拭くのを、子供に「シュッシュッしておいて!」と言うと喜んで拭いてくれます。ふきんを洗浄する手間や、子供がふきんを十分に絞れる力がないことを考えると、これ1つでテーブル拭きを任せることができるのは良いですよね。
2.時短の動線を考える
工程がたくさんあるとそれだけで面倒くさい・・となるものです。特に工程と動線が複雑になりがちなのが洗濯。洗濯の場合、次のような動線で動いている方が多いのではないでしょうか?
- 家の中で洗濯機を回す
- ベランダに干す
- 取り込む
- 家の中でたたむ
- それぞれの部屋/クローゼットに収納
これを毎日やってると思うと気が遠くなりそうです。最近の新築の家では、洗濯工程が一部屋で完結する部屋「ラウンドリースペース」が付いている物件も増えてきました。
洗濯物の時短
ラウンドリースペースを設置する余裕がない場合でも、せめて取り込んだ洗濯物をすぐしまえるように、収納スペースをまとめる、汚れものは色別にネットをかけて仕分けてしてもらう、など工夫すると良いでしょう。
著者も時短を実感しているのは、ハンガーで干して、そのままクローゼットにします方式!たたむ必要がないのはかなりの時短ですし、服にシワがつく心配もありません。
3.食卓ではランチョンマットやトレーを使ってテリトリー化
自分が使った場所は自分で片付けよう!と学校でも言われていそうなことですが、家ではなぜか出来ないということはありませんか?
そんなときは1人用のトレーやランチョンマットを使って、自分のテリトリーを見える化します。自分のスペースを意識しやすくなり、片付けにも前向きに取り組んでもらえますよ。直接食器をテーブルに置かないためダイニングテーブルの汚れを最小限に抑えられるし、自分の食器を意識するため後片付けにも効き目があります。
洗い物を少なくする工夫
キッチンでは、マットやトレー以外にも、
- ワンプレートごはんで食べる
- スキレットやル・クルーゼ等のおしゃれな鍋でそのまま食卓へ出せる調理器具を使う、といった方法もあります。
今ではすっかり定着したカフェ風のワンプレートご飯ですが、家でも食器洗いを減らすために実践している方もいるのではないでしょうか。
家事の協力体制を築くには時間がかかりますが、家事が負担と感じないようにしたいですね。協力体制ができる時短になるのはもちろんですが、家族のためにもなることです。自分が寝込んだり、不在の場合にも暮らしが回るように少しずつ体制を作っていきましょう。