今さら聞けない?! 耐震、制震、免震の意味と違い
家づくりを考えている方は、目にする機会があると思う「耐震、制震、免震」。家の耐震を考えるときに重要な3つのキーワードです。皆さんはこの違いをご存知でしょうか?
東日本大震災以降、住宅には地震への強さが求められるようになり、「耐震」「制震」「免震」の言葉をよく耳にするようになりました。では「耐震」「制震」「免震」の違いは何なのでしょうか。
「耐震」「制震」「免震」の違いとは?
「耐震」とは
簡単に言いますと「建物を上部にして地震に耐える構造にする」ことですね。建物全体の強度を高め地震の揺れに対抗します。
耐震性は耐震等級で表され、耐震等級は1~3まであり、耐震等級3が最高等級です。警察署・消防署はこの耐震等級3が基準となっていますが、オスカーホームでも同レベルの耐震等級3が標準仕様です。
「制震」とは
これも簡単に言うと「建物の揺れを抑え込む」ということでしょうか。
壁内にダンパーと呼ばれる制振装置を取りつけ、地震の揺れに対してブレーキをかけて躯体損傷の軽減や揺れに対する恐怖心の緩和につなげます。
オスカーホームは「FRダンパー」という小さな振動から反応する制振装置を2017年より標準仕様としました。※一部プラン除く。
「免震」とは
建物と基礎の間に免震装置を取り付け、建物に地震の揺れを伝えない役割を果たします。よって、躯体損傷や家具転倒の可能性も低くなります。
免震装置は高層ビルなどで知られていますが、一般住宅ではまだコストが掛かりすぎるので普及していないのが現状です。
家づくりを考えている方へ
最近の地震予想などもあり、数年前に比べても地震対策への関心は高くなっています。どのハウスメーカーのカタログにも「耐震」「制震」「免震」などの言葉が記載されております。
「制振装置が付いているから安心」とHPなどで謳っている会社も多くございますが、まずは「耐震=丈夫な家」であることが大前提です。今から建てようとしている住宅の耐震等級を知っておくことをお勧めします。
オスカーホームでは「耐震」「制震」の性能向上に取り組んでおります。詳しい内容は当社ホームページをご覧ください。皆様の今後の家作りの参考にして頂ければ幸いです。