インテリアデザインアドバイザーが教えるインテリアとしてのソファの選びかた

前回の記事では、リビングに置くソファの基本的な考え方を紹介しました。サイズや形が決まったら、今度はインテリアの要素からソファをしぼっていきましょう。

素材から選ぶ

ソファのように身体を預ける家具は長時間触れることになるので、その質感や素材感は満足度に直結します。

また、人の身体が多く触れると言うことは、それだけ汚れたり痛んだりとダメージが多くなりますので手触りだけでなく、ソファのケアも考えて素材を選ぶといいでしょう。

代表的なソファの素材と特徴

ファブリック 一般的に肌触りの良いものが多く通年を通して使える
天然レザー 素材としては最も高級だがメンテナンスが必要
合成レザー ビニールレザー。安価なものが多い

脚の長さを考えた選びかた

ソファは低い家具ですが、その見栄えで大きな要素を占めるのが「脚の長さ」です。

長いほどに軽快なイメージになり、圧迫感も少ないですが安定感というか安心感が少し弱め。逆に脚の短い、もしくは脚の無いソファはどっしりとした安定感がありますが、存在感もより増します。

脚の長いソファは前にテーブルなどを置かない方がすっきりとキレイに見えたりします。一方で、脚の短いソファは目の前にテーブルを置くと少し印象が和らぎます。こんな考え方もソファ選びに役立ててみると良いと思います。

サイドテーブルとあわせた選びかた

ソファをレイアウトするとき大抵は前にリビングテーブルを配置すると思いますが、ここにドリンクなどを置くと、飲みたい度に身体を起こしたり姿勢を変更しなくてはなりません。そういった動作にどこかストレスを感じている方は、ソファの横にサイドテーブルを置くと良いと思います。

ソファに食い込んで置き場所を提供してくれる「コの字型」のサイドテーブルは高ささえ合えばどんなソファでも重宝しますが、特にアームレスソファと相性が良いです。

ソファサイドのテーブルは座ったときの肘の高さを超えない程度のものがストレスが少なく快適です。

コーディネートを考えた選びかた

インテリアテイストは個人の好みですので一般的な選びかたに関係しませんが、どんなテイストのインテリアでも統一感を演出するのがスタイリッシュな部屋作りのポイントです。

そして統一感を演出しやすいポイントは家具の脚です。

大体、メタルか木製だと思いますが、例えばテーブルの脚が木製なのにソファの脚がメタルだったりする場合、少し違和感が発生します。両者ともメタルならメタル、木製なら木製と揃えることで部屋の下に合って似たような形のものが統一されてすっきり見せることが出来ます。

そうして土台を合わせておけば、その上のカラーなども変化をつけて楽しみやすいので「家具の脚を揃える」というポイントをしっかりと意識してみてください。

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