賢く使おう!100円ショップのお掃除グッズ
最近の100円ショップには、色々な種類のお掃除グッズがあります。でも、「便利そうだから、とりあえず買ってみよう」だと、使いこなせず持て余し無駄な出費に。成分や効果・注意点を知って、リーズナブルにお掃除しましょう。
洗剤の種類と特長
名称 | 成分など | 効果・注意点 |
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アルカリ電解水 | 水を電気分解して作られた水溶液。界面活性剤不使用。 | 油汚れやタンパク質を落とす。洗浄力が強く2度拭き不要。手荒れしやすいので、ゴム手袋を着用した方がよい。 |
セスキ炭酸ソーダ | 重曹と炭酸ソーダを混ぜて結晶化させたアルカリ性の粉末洗剤。 | 血液汚れに強い。水に溶かして使用。手荒れしやすいのでゴム手袋を着用した方がよい。 |
重曹 | 炭酸水素ナトリウム。弱アルカリ性。「ふくらし粉」にも使用されているものもあり、人体に優しい。 | クレンザーとして、コゲ落としなどに使用。脱臭効果(冷蔵庫や靴箱など)手荒れしやすいので、ゴム手袋を着用した方がよい。 |
クエン酸 | 無味無臭の酸性の粉末。酸性洗剤の中では酸度が低め。刺激臭がない。 | 水垢・トイレの尿石などを落とす(アルカリ性で落とせない汚れ)。脱臭効果(アンモニア臭など)大理石への使用不可(炭酸カルシウムなので、酸で溶けてしまう)塩素系と混ぜると有毒ガスが出るので併用不可。 |
アルカリ性洗剤は、アルカリ度の高い順に「アルカリ電解水クリーナー」→「セスキ炭酸ソーダ」→「重曹」となっています。程度の差はありますが、油脂やタンパク質汚れに強いです。
対して、酸性のクエン酸は水垢(カルシウムなどのミネラル分の付着)を落とすのに向いています。これは、アルカリ性洗剤が苦手とするものです。
拭き取り・磨き用グッズの種類と特長
名称 | 成分など | 効果・注意点 |
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マイクロファイバー雑巾 | ナイロンやポリエステルの超極細繊維でできた雑巾。 | 無数の小さな穴が開いており、通常の雑巾よりホコリや汚れを吸着しやすい。仕上げとして空拭きすると、蛇口や鏡がピカピカに。 |
メラミンスポンジ | メラミン樹脂でできたスポンジ。表面の汚れを掻き出し、消しゴムのように小さくなっていく。 | 洗剤不要。少量の水を含ませて使用する。削りカスが出る。漆器・木製品など柔らかいもの、車の外装などには使用しない。 |
ダイアモンドクリーナー | 人工ダイアモンド配合の研磨材 | 鏡や(透明)ガラスについたウロコ状の水垢を落とす。すりガラスなど加工ガラス、眼鏡ガラスなどには使用しない。 |
掃除グッズは使い分けて効率を上げよう
ここに上げたのはほんの一部ですが、これだけでも得意分野は色々です。まず、どこの汚れを落としたいのか考えてから購入すると、失敗は少なくなります。また、使用上の注意もあるので、そこも理解して事故のないように。
更にリーズナブルにするには、捨てる前のタオルやTシャツを小さく切って、使い捨て雑巾にするのも手。汚れやすい水回り付近などにまとめて置いて,気になったらサッと拭いてポイ!使い捨てなので、縫い直す必要もありません。
100均グッズとリサイクル品で、お掃除はお金も手間もなるべく省きましょう。