運転免許証の自主返納で受けられるサービス(新潟県の場合)
最近ニュースでもよく目にする高齢者による自動車運転事故。そこで今注目されているのが運転免許証の自主返納です。今回は自主返納した場合の心配事や、返納したあとに受けれるサービスについて見てみたいと思います。
目次
自主返納とは
ご本人が自らの意思で有効期限の残っている運転免許証を返納することをいいます。この制度は平成10年から始まりました。自主返納は警察署または運転免許センターで受け付けをしています。
返納が行われる主な理由
・運転に自信がない
・家族に運転を心配された
・子供や孫がいるので車がなくても生活できる
など返納する理由はさまざまだと思います。
しかし、中には免許証がないと身分を証明するものがなくなってしまうと心配される方もいると思います。
免許の自主返納しても身分証明書の役割はなくならない?
自主返納すると「運転経歴証明書」の交付を受けることができます。これは運転免免許証と同じで身分証(本人確認書類)として使えるので返還後に申請すると受け取れます。運転免許証のように更新がなく、無期限で使えるので手間も省けますね。
運転経歴証明証の交付ができない人
・運転免許証の取消基準に該当している
・免許停止中、免許停止の基準に該当している
・再試験の基準に該当している
自らの判断で返納した人に交付されるものであり行政処分によって免許を取り消された人には交付することができません。また、運転免許の一部(例:普通免許を返納し、原付免許は残すなど)を返納した場合でも対象外となります。
新潟県で免許の自主返納をした場合に受け取れるサービス
それでは自主返納した場合、新潟県ではどのようなサービスが受けられるのか調べてみました。
新潟県上越市の場合
・バス利用券(回数券) 1万円
・タクシー利用券 1万円
・バス&タクシー利用券 各5千円
新潟県長岡市の場合
・バス回数券 1万円
・タクシー券 1万円
※5千円ずつ二種類を組み合わせての選択も可能。
新潟県新潟市の場合
・タクシー券 1万円
・バスICカード乗車券 1万円
・上記5千円ずつ
・区バス半額割
新潟県は主な交通手段が車のためバスやタクシー料金の助成が主な内容になるようですね。内容は各市町村によって様々で、例えば東京都では飲食店での割引や買い物をした際の宅配料金無料サービスなどがあるようです。
私も新潟県に住んでおり、車が必須なことは分かっています。それでも上記のようなサービスもあり、ネットスーパー等の進化も進んでいます。
今では車の性能も上がり、いろいろな機能が搭載されていますが、やはり判断力の衰えには機械ではカバーしきれないこともあると思います。自分もいつかそういう日がくるとは心得ていますが、テレビでも「自分が返納することで他の人の背中を押せたら」という方がいました。
運転免許証の返還をお考えの方は一度お住まいの市町村のHPなどをご覧ください。