賢く活用する階段下収納
階段と言えば「2階に上がるための手段」というイメージしか思い浮かびませんよね。しかし、階段下には実はたっぷりの収納スペースがあるものなんです。有効に使いたいと思っている人が多いのではないでしょうか。
階段下の変形空間を使いやすくするのは、有効な部分だけを使用することと、空間を上手に仕切ることにあります。間取りによって変わってきますので、みなさんも階段下を有効に使用できるように収納計画を立てましょう!
目次
たっぷり収納するコツ
階段下収納は天井部分が階段形状になっていたり、高さがないのに奥行は広かったりして、空間を無駄なく活用するのが難しい場所です。そんな階段下もちょっとしたコツを実践すれば、使い勝手の良い収納スペースになります。
奥行きが深い階段下の場合①:思い切って奥は使わない活用例
奥行きがあるからと言って、全部を収納にしても取り出す時に全部出さないと分からないという状態になってしまいます。そこで、無駄な労力を使わない為にも、手の届く前面しか使わないという方法もあります。敢えて後方を板や背板付の収納ラックで塞ぎ奥に物が落ちないようにします。もったいないような気もするかもしれませんが合理的な活用方法の一つですね。
奥行きが深い階段下の場合②:「片側収納」という方法も
高さがあまりなく奥行が深い収納の場合、物を詰め込みすぎると奥に何があるかわからなくなってしまいます。いざ奥の物を取りたくなった時も、手前の物を一回出してからじゃないと取れなくてとても不便です。
そんな奥行の深い階段下の収納のポイントは「片側収納」です。壁の片側だけに棚を設置して収納することで、奥まで人が入れるスペースを確保できます。これなら何が入っているのか一目瞭然な上に、奥にしまった物も簡単に取り出せます。
高さがある階段下の場合:可動式の棚でスペースを有効に利用
奥行はそこまでないけど高さがある住宅の場合、その高さを活かしきった収納がポイントです。
パイプラックなどの可動式の棚板を設置することで収納したい物に合わせた高さ調節が可能となり天井いっぱいまで物をしまうことができます。また、壁面にはワイヤーネットを設置するとSカンなどのフックが付けられひっかけ収納できるようになり、スペースを余すことなくフル活用できます。
段差が見える階段下の場合:一目でわかるように収納
階段の段差が出てしまっている階段下の収納の場合は、奥にいくほど物を入れるのが難しくなっていきます。そんな時は、無理にあれこれ詰め込みすぎないようにし、形にあった物を収納しましょう。狭い所にはそこにあったサイズの低いものを収納
手前の高い所にはスーツケースや扇風機など、大きめの物をしまうことで取り出しやすく一目で何があるか分かりやすくします。
子どもも喜ぶ、おもちゃ収納スペースとする場合
階段下収納を丸ごと子どものおもちゃをしまうスペースにしてしまうのも手です。子どもにとって、階段下のスペースは秘密基地みたいでわくわくする場所になるはずです。そこにおもちゃの収納スペースがあれば、自分で出したり片付けたりするようになってくれるかも知れません。
デッドスペースをゼロに、「突っ張り棒」を上手く利用
様々な場所で収納に利用されている「突っ張り棒」を、階段下収納でも上手に利用しましょう。デッドスペースが生まれがちな階段下だからこそ、突っ張り棒が活躍してくれます。斜めになった天井付近はどうしても物を置きにくくなっています。そこに突っ張り棒を渡してハンガーをかければ、季節用の衣装の保管場所になります。
ハンガーだけでなくS字フックを付ければ、帽子をかけたりマフラーをかけたりと色々なものの収納が可能になります。
お試しください!