オスカーホームの考える住宅の坪単価とは
住宅価格の坪単価表示はあてにしてはダメ!
住宅会社の中には、住宅価格を「坪いくら」という数字で新聞、チラシに載せている会社がありますが、肝心なのは「どこまで含まれた坪いくらなのか」です。
坪単価=本体工事費用÷工事面積 ?!
坪単価というと、上記の数式を想定される方が多くいらっしゃいます。このことから、坪単価と敷地面積が分かれば、自分の家の建築にかかるコストが分かる、と思われがちです。
坪単価表示は、一般的には広告に目を惹きつけるキャッチフレーズにすぎません。いざ、見積りを取って見ると当初の坪単価に含まれていなかった工事や経費が上乗せされていく場合がほとんどです。
また見積りにしても単純にはいきません。一般工務店と住宅メーカーの見積りを比較しようとしても、工事項目の仕分け方が違っていたり、工事内容が一式などと書かれてあることでより分かりづらく、それぞれの比較がとても難しくなっています。
各社の見積もりを比較するときには、一つ一つの項目を確認していくことがとても大事になります。特に仕上げ仕様や設備機器の機種、工事費範囲内なのかと範囲外などは口頭確認ではなく、書類や図面で確認し保存していくことです。
住宅業界の「諸経費」とは
次に気にして欲しいところは、諸経費です。この項目に内訳を説明している会社はほとんどありません。
諸経費は担当者の交通費、通信費、手続き費用などの必要経費がほとんどですが、会社によっては会社の利益分も加算計上している場合もあります。諸経費は一般に本体価格の5~8%くらいですが、会社の考え方によっても多少違います。
大手住宅メーカーは諸経費部分が高い会社が多いのですが、モデルハウス出展費用、広告宣伝費などの費用分として高い比率になってしまうといえます。諸経費に疑問がある場合には、見積もりを受け取った際に内訳を説明してもらうことをおすすめします。