20代からの家づくりで考えておきたいポイント3つ
最近、結婚して家を建てたオスカーホーム高岡・砺波営業所の千葉です。私自身は20代なのですが、最近自分の周りでもちょこちょこと結婚されている方が増えてきています。
目次
増える結婚式を挙げない「ナシ婚」
さて結婚をされる方にも最近、正式な結婚式を挙げない「ナシ婚」層が増えてきているのを知っていましたか?
調べてみると、2012年の婚姻件数はおよそ約67万組(厚労省 2012年 人口動態統計)。年間結婚式件数はおよそ35万組、婚姻者の約半数近くがナシ婚(*入籍はするが、挙式・披露宴を行わない)層と言われています。
ナシ婚となる三大理由として「経済的事情」「授かり婚」「セレモニー的行為が嫌」が上げられています。また、一つの理由でナシ婚を決定するのではなく、いくつかの理由が絡み合って「ナシ婚」となっているようです。より現実的に生活を考える層が増えてきているということでしょうか。
そんな現実派な若い世代に向けて、今回は20代からの家づくりのすすめを紹介します。
20代での家づくりで考えておきたいポイント3つ
1. 住宅にかかるお金は全体(イニシャルコスト、ランニングコスト)を考えるべし
「住宅は支払う金額が安いほうが良い。」たくさんのお客様が考えられている事だと思います。しかし、住宅には建てる時にかかるお金(イニシャルコスト)と、毎日の暮らしにかかる光熱費などのお金(ランニングコスト)が必要になります。
住宅を購入・建てる際に住宅価格ばかりに目が行って、断熱性能・気密性能の劣る住宅を選んでしまうと、ランニングコストが高くなり、安かった家と高性能な価格の高い家との価格差が逆転してしまいます。そして長く住み続ければ続けるほど大きな差になって行きます。
目先の価格差にばかり気をとらわれずに、生活するのに必要なトータルのコストを考えて住宅選びをすることをおすすめします。
イニシャルコストは購入時にかかるお金なので分かりやすいと思いますが、ランニングコストについては住んでみないと分からない部分もあります。住宅の展示場では、水道・光熱費などのランニングコスト提示することができますので気軽に聞いてみてください。
2. 住宅を買うのが目標ではなく、その後のライフプランを考えるべし
住宅購入にあたり、皆さんがよく考えられる事の一つとして、まず自分たちがその金額のお金を借入出来るのかどうかを調べるかと思います。その借入額に応じた金額で、住宅を検討されマイホームで心地良い生活が待っていると思われがちですが、子どもが生まれたり、車の買い替え等、暮らしの中でお金のかかることはまだまだあります。
考えていた生活と全然違う…。そうならないために、FP(フィナンシャルライフプランニング)相談受けることをお勧めします。住宅の資金はもちろんのこと、保険の見直し等、今の生活で本当に大丈夫なのか、FP相談のプロに教えて頂くことによって、本当にその資金計画が正しいのか、的確なアドバイスをいただき、将来にわたっても安心して暮らせる生活設計を組みます。
3.マイナス金利を活用しよう
「まだ住宅なんて夢のまた夢だよ。」20代前半の多くの方々はそう考えているかと思います。しかし、ローン金利が最低水準の今が本当にお買い得です。参考までに数年前までは、ローン金利が2%で金利の支払額が総支払金額の30%くらいになっていました。
例:借入額2500万円ボーナス返済無し・35年元利均等方式では、
- 金利2.0%の時の支払総額は約3478万円(利息合計約978万円)、月返済額82,815円
- 金利1.1%の時の支払総額は約2964万円(利息合計約464万円)、月返済額70,571円
と約514万円もの差が出ます。月12,000円程度の差ですが、月々の支出では大きな差だと思います。
さらに今はマイナス金利の影響で金利が低い状態が続いています。景気の回復とともにマイナス金利政策が打ち切りになるとローン金利の上昇が予想されます。消費税10%も延期になっている今が住宅を建てるチャンスではないでしょうか?まだ20代だから…とのんびりしていると、将来までに支払う金額が大幅に変わってくるかもしれません。
というわけで、結婚後は「しばらくは賃貸で新しい生活をスタート」という考え方もあると思いますが、20代のうちに家を建てることを検討してみては如何でしょうか?