スポーツ選手が取り入れるルーティンの重要性
昨年のラグビー日本代表の五郎丸選手がやっていたルーティン(Routine)。ルーティンとは一体何なのか?その良さについて今回紹介したいと思います。
ルーティンとは
ルーチンとも言われており、日々の作業、日課などが当てはまります。しかしながら、ルーティンにするには日々の動作だけではなく、ユニークのある動きをすると良いと言われております。
スポーツ選手が取り入れている「ルーティン」の良さ
五郎丸選手以外でも、イチロー選手など様々なスポーツ選手がルーティンを行っています。ルーティン(日々の作業)を行う事によって、迷わずに自信を持って物ごとに取り組めるとされています。
では、そのルーティンと呼ばれている作業を習慣づけるにはどのくらいの時間を必要とするのか気になりませんか?そのルーティンに行きつく前に「21日の法則」と言うものがあります。最低でも21日間頑張らないとルーティンになりません。
「21日の法則」とは
21日の法則とは 行動心理学から考察すると、人は21日間連続である物事を続ける(継続させる)とそのことや、はじめた行動が習慣化しその行動は日常的に苦痛も無く続けていけるそうです。
禁煙が達成出来たとされる日数の目安として3週間(21日間)とよく言われていますが、実は禁煙開始3~4日目の時点ですでに体内のニコチン量の99%以上は体内から抜けているそうです。 それでも禁煙を達成出来た目安はちょうど3週間(21日間)なのです。
この21日間連続で物事を続け習慣化させる法則は禁煙だけに限らずダイエットのための食事制限や運動語学や資格試験のための勉強を続ける。あるいは、日記を続けるなどの、何か習慣化させたい行動すべてに当てはまり適応する法則なのです。
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究によると、定期的な運動を自然な流れで行うには、少なくとも66日間はかかり、実際の効果が表れるまでにもかなりの時間がかかるそうです。しかし運動を止めるとその効果は、坂を転げ落ちるようにあっという間に無くなります。
ルーティンを身につける流れ
「ルーティン」として身につくまでには、以下ような流れがあるとされています。
- 7日目、再び潜在意識の拒否感が強くなります。
- 14日目、3回目の強い拒否感が生まれます。
- 21日目、最後の峠がやってきます。
でも「習慣」によって人生が変わるのだとしたら、この66日間は貴重な66日間となりますよね。
五郎丸選手のルーティン
ところで、ラグビーの五郎丸選手はいつからこのルーティンをなぜ行っているのでしょうか?五郎丸選手のルーティンである「あの決めポース」は、元イングランド代表のウィルキンソン選手がキック前にとっていたポーズを真似たものらしいです。この人は、ラグビー界のベッカムと言われております。
このポーズは、四年の月日を掛けて完成されたものです。やはり、多くの時間と毎日の習慣によって出来あがった五郎丸選手の努力ですね。いつもやっている行動では、印象に残らずアンカーがかかりにくくなります。ユニークな行動をする事により、紐付けが強くなる効果もあります。
何気なく、毎日行っている行動ではルーティンとして使えません。今度、改めて生活を振り返ってみて日々のルーティンを作ってみてはいかがですか?