心にひびく、美しい暮らしの名言
家づくりから、日々の生活まで。心が豊かになるような、美しい暮らしを送りたいものですね。今回は、有名な名言から書籍の引用まで、暮らしにまつわる様々な名言を集めてみました。満足のいく家づくりと、美しい暮らしのヒントになれば幸いです。
目次
世界の偉人の名言
ミース・ファン・デル・ローエ
Less is more
デザインや建築に興味がなくても、この名言は耳にしたことがあるかもしれませんね。近代建築の巨匠、ドイツ出身の建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。「より少ないことは、より豊かなこと」。禅問答のようですが、深く考えさせられる名言です。
家づくりにおいても、盛り込みたいアイデアが多すぎて困ってしまうことがあるかもしれませんね。そんな時には、この言葉を思い出してみてはいかがでしょう?
ル・コルビュジェ
家は生活の宝石箱でなくてはならない
こちらも広く知られた近代建築の巨匠。スイス生まれの建築家、ル・コルビュジェの名言です。サヴォア邸など、個人住宅も多く手がけたコルビュジェ。名建築が生まれた背景には、このような考えがあったのですね。とても素敵な名言です。
毎日が、宝石のように輝く暮らし。それを実現できるように、家族みんなで知恵を出し合い、話し合ってみてくださいね。
ウィリアム・モリス
役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない
19世紀イギリスのデザイナー、ウィリアム・モリスは、アーツ・アンド・クラフツ運動を主導し、20世紀のモダンデザインの源流をつくったとも言われています。産業革命による大量生産の反省から芸術と暮らしを近づけようとしたモリスの言葉は、現代にも響きます。
少し厳しい言葉ですが、長く使い続けられるものは、機能的にもすぐれ、美しいものであるはずです。安いからと何でもかんでも買い込まず、本当に必要なものを見極めたいですね。
書籍からの引用
松浦弥太郎
増やしたら、減らす。ごくシンプルなこのやり方が、ていねいに生きる秘訣です。
書籍「今日もていねいに。」より。松浦弥太郎さんは、2006年より約9年間、雑誌「暮しの手帖」の編集長をなさっていた方です。最近では「くらしのきほん」というウェブサイトをクックパッドで立ち上げたばかり。こちらものぞいてみてください。
ふと気がついたら家は物であふれかえり、すっかり狭くなってしまっていませんか?過不足のない、居心地の良い暮らしを心がけたいものです。
小山薫堂
毎日使うものが、良質で気持ちのよいものであることは、僕が考える幸せの必須条件です。タオルも「ああ、このタオル好き」と思いながら使うのと、普通に手をふくのとでは全然違う。
放送作家の小山薫堂さんは、今では”くまモンの生みの親”としてのほうが広く知られているかもしれないですね。とても納得できる言葉です。毎日使うものは慣れで見落としてしまいがちですが、そこにこそ幸せがあるんですね。
家も同じように、10年、20年と時間が経っても「ああ、この家が好き」と思いながら住み続けられたらいいですよね。
宮田識
「後の人が気持ちいいでしょ。」ルールは変わるけど、マナーは変わらない。人を思いやる気持ちは、いつの時代も変わりませんね。
書籍「デザインするな」より。クリエイティブディレクターの宮田識さんが代表を務めるDRAFTは、たとえばキリンの「世界のキッチンから」シリーズなども手がけるデザイン会社です。洗面所などを使ったあと、ちょっときれいにしておくと「後の人が気持ちいいでしょ。」というこの言葉。とても素敵だなと思います。
きっと家の中でも同じです。家族みんなが気持ちよく使えるように、みんながちょっとずつ気を遣うこと。気持ちよく住める家は、住む人が日々つくっていくものなのかもしれませんね。
いかがでしたか?ひとつでも響く名言があれば、心にとめて、家づくりや毎日の生活の中で思い出していただければ嬉しいです。