意外と知られていない?南向き以外の家の日当りのすすめ
「土地は南向きが良い!」誰しも一度は耳にしたことはありますよね?
南向きの土地は日中の日照時間が長く「明るく、暖かく」住めることで人気があり、価格も高いというのが一般的に言われていることです。
しかし、「南向きが良い!」とは言っても太陽は東から昇って南の空を通り、西に沈みます。東向きは午前中、南向きは日中、西向きは午後、と日が当たる時間帯に違いがありますので、どの時間帯にどんな行動をしているかによっては南向きよりも良い土地があります。
今回は、取り上げられることの少ない南以外の他の方角の土地の特徴や、こんな方にオススメ!という情報を交えてご紹介いたします。
目次
東向き
朝から午前中にかけて日当りの良い東向きの土地は、日中の在宅時間が短い方にオススメです。
例)夫婦共働きで日中の在宅がない方
「休みの日はずっと家にいる」という人なら別ですが、週に5日間仕事で、残りの休み2日もアクティブに活動する!という人にとってはあまり日中の日当りは気にしなくても大丈夫です。家族が集まれる出勤前の朝に気持ちの良い光が入る東向きの土地がオススメです。
また、体内時計のズレを治すのに最も効果的なのが「朝日を浴びること」だそうです。カーテンを開けて朝日が差し込むLDKで気持ち良く、健康に過ごすのも良いかもしれません。
西向き
午後3時ころ~夕方にかけての嫌われがちな「西日」が特徴ですが、こちらは夕方に在宅の方にオススメです。
例) 共働きでも奥様はパートで早く帰ってきて家事は夕方から。陽が昇る前に仕事に行き、夕方には帰ってくる方
午後の日当りが良いので在宅時は気持ちよく過ごせます。冬場は午前中は寒いですが、特に夕方まで光が差し込み暖かい家になります。
西日で夏暑いという心配も現在は断熱窓の普及により昔のような暑さにはなりにくく、「日当りが良く、価格も安い」という特徴のある土地です。
北向き
日当りが良くない印象の北向きですが、間取りの取り方次第では明るいお家になります。
例) 家で仕事をする人、在宅時間が長い人、昼夜逆転の生活の人
一日中在宅している場合には、南からの光は強すぎる場合があります。北向きの光量が安定している日当りで落ち着いた時間を過ごせるのは北向きの土地です。
また、仕事で昼夜逆転の生活を送っている方などは日中の日当りが良いと十分に寝付けないという理由からもオススメの方位です。反対側が南になるため、後ろを広く取れる場合にはリビングを南側に置くことで採光は十分に確保できます。
生活に合った土地探しが重要
必ずしも「絶対に南向きが良い!」というわけではなく、ライフスタイルや家族状況によってその人にあった方角があります。
しかしながら、結局のところ家が明るくなるかどうかは「家の周りに日当りを遮る要因があるかどうか」が一番大きい要因です。例えば、南向きの土地でも南側に高層マンションがあったら全く良さはありませんね。
お探しの土地があったら方角だけにこだわらず、日照状況・周辺環境も含めて現地を訪ねる。というのが良いかもしれません。また、間取り次第でも日当りの良さは変わりますので、気になっている土地がありましたらお気軽にご相談ください。