家のエクステリア・外構や庭を作るときにまず最初に考えたいこと
みなさんこんにちは。エクステリアについてお話ししようと思います。家づくりでは、住宅とエクステリアを一緒にトータルコーディネートをすると見栄えもよく、マイホームがさらに輝きます。
新築住宅を建てたけどお庭の予算が無い!という方は意外と多くいらっしゃいますが、新築住宅を建てる際には、エクステリアに使う予算をしっかり確保しておきましょう。どれだけカッコイイ家を建てたとしてもエクステリアが雑になってしまっては台無しです。
今回はエクステリアのプラニングの基礎についてのお話しをします。
目次
エクステリアの歴史
エクステリアって何?
言葉としてはインテリアの対義語に値するのですが簡単に言えば「住宅全体の化粧」みたいな感じと捉えれば良いでしょう。
人は第一印象が非常に大事な所がありますので、身だしなみをしっかり整えてあげる事が大切ですよね。住宅も同様に、外観とエクステリアの仕上がりが全体の印象を決めるとても大事な要素と考えられます。
時代と共にエクステリアの考え方も変化しています。以前の主流は敷地周りに塀を建てて防犯や区画をしっかり分けるような考え方でした。「門」と「塀」があるプライベートな空間を守るプランが主流な時代もありました。
住宅デザインの洋式化が進み、現在はエクステリアという言葉も定着し、高い塀や門の無いオープンな外構が多く提案されてきています。
エクステリアを作るときに最初に考えておきたいポイント
ステップ1. まずはエクステリアのザックリした構想を
家のデザイン、間取りを決めていく事と同時進行して、ザックリで良いのでエクステリアの構想を考えていきましょう。
- 家の形が完全に決まる前に家の内側からどの様な風景が見たいのか?
- 全体的に植栽をどの程度植え込みたいのか?
- 家との調和のとれたデザインはどのような感じが良いか?
人それぞれ考え方はありますが、ある程度インテリア、エクステリアの関係性を意識した住宅プラニングを行う事で満足いくプラニングに近づくことは間違いありません。
家が既に建っている場合も焦る必要はありません。家が建つ事で調和に制限はできますが、逆に構想としてはまとまりやすいです。今ある敷地で何を考えるか。実際に目で見える部分があるので想像がつきやすいという利点もあります。
「こんな感じかな〜?」ぐらいでいいので絵に描いてみると整理しやすくなります。
ステップ2. 敷地に対してのエクステリアの配置の仕方
次は現場確認です。建築する土地に出かけ、実際の周りの状況を確認しましょう。お隣との関係や太陽が当たる場所、逆に日陰になってしまう所などがチェック箇所です。
簡単で良いのでカメラとメモを持って自分なりの現場調査を行いましょう。自分の思っていた空間と矛盾点や疑問点が見えてくると思います。それも必ずメモと写真を忘れずに残しておきましょう。
外構にも、プライバシーを守る、洗濯物の外干しスペースとして使う、ガーデニングを楽しむなどそれぞれ目的があると思います。いっぺんに考えてしまうと、計画が難しくなってしまうので、以下の3点に分けた配置の仕方を行いましょう。
- ファサードゾーン : 住宅と街並みが混在する所。前面道路や駐車スペース、街並みを考えた計画が必要
- プライベートゾーン : 住宅との関係が深い部分。観る庭、使う庭などあらゆる方向で考える部分
- ヤードゾーン : 見せない庭:物置や洗濯物干場など人目につかないようにしたい所
今回は「エクステリアの配置計画」まで紹介しましたが、エクステリアは業者任せにせずに率先してアイデアを出していくことで良い計画に繋がると思います。