部屋ごとの特徴に合わせた照明器具の選びかた

2014年12月3日

著者：oscar

のんびりくつろぐ、家事をする、食事をする、読書をする、勉強をする。家での生活には様々なシーンがあります。

照明もそんな暮らしに合わせた色々なタイプのものがあり、上手に組み合わせて選ぶ事によって、生活がぐっと楽しく快適なものになります。

それぞれの部屋に合わせた照明選びのポイントを押さえ、居心地のよい生活の空間を作りましょう。

主な照明器具の種類

ペンダントライト	チェーンやコードで吊下げるタイプ。主にダイニングルームで使われます。
ダウンライト	メインにも部分照明としてもつかえます。埋め込みなので部屋がスッキリ見えます。
シーリングライト	天井に直付けするタイプ。部屋全体を照らしたい時に使います。
ブラケットライト	壁に取り付ける照明。部分的に明るくしたり、間接照明などで光と影の演出もできます。
スポットライト	特に強く明るくしたい部分に使います。向きを自由にかえられます。
フットライト	廊下、階段、寝室など、夜中に適度に足元を照らしてくれる照明です。
スタンドライト	机など部分的に明るくしたい場所に使います。コンセントがあれば場所を選びません。

リビングは家族が多目的に使う空間です。くつろいだり、映画をみたりする時はダウンライトや間接照明など、暗めの落ち着いた明かりが適していますが、家事や、文字を書くなどの作業的なシーンには十分な明るさが必要です。

特に吹き抜けなど、天井が高い場合は光が届きにいので注意が必要です。

必要な場所にしっかり手元を照らしてくれる部分照明があると作業しやすくなります。メインの照明の他に補助的な照明を使い、明るさをコントロールできる多灯使いをするのが理想的です。

ダイニングでは会話を楽しんだり、料理を美味しく演出することに重点を置くと良いでしょう。

部屋全体を明るさ控えめのダウンライトで照らし、ペンダントライトでテーブルの中心に明かりがくるようにします。

ランプは演色性の高い白熱灯がお勧めです。青みがかった蛍光灯は料理の見栄えが悪くなってしまうので避けた方が良いでしょう。

キッチンは長時間の作業場になるのでなるべく目に負担がかからないような工夫が必要です。

シーリングライトやダウンライトで部屋全体の明るさを確保しつつ、影のできにくい蛍光灯の手元灯が適しています。他にも向きを変えられるタイプのスポットライトなどもあると便利です。

主に勉強を目的とした子供部屋は明るさが肝心です。

メインは蛍光灯で部屋全体の隅々まで明るくし、机の上にはスタンドライトなどでしっかりとした明るさを確保しましょう。

また、スタンドライトの明かりばかりが強いと机の周りだけが明るくなり、目の負担が大きくなってしまいます。なるべく明暗の差が出来ないようにすることも大切です。

寝室は1日の疲れを癒す空間でもありますが、布団に入り読書をしたり、または着替えの部屋としての使う場合もあります。寝室をどのような用途で使うか考えてから選ぶと良いでしょう。

例えば、全体を明るくするにはダウンライトやシーリングライト、眠りを誘う明かりなら目に直接光が入らない間接照明や柔らかな光のブラケットなどで癒しの雰囲気を演出のも良いですね。

枕元にスタンドライトなどを付ける場合は、電球がセードで隠れるものの方がまぶしさを抑えてくれます。

また、どの照明も明かりを調節できるもの、寝てからも手元で操作できるものであれば理想的です。