車生活の場合の、新築物件・土地の下見でチェックしておきたい周辺環境ポイント5点
新築の物件探しの際、土地や建物と同様にとても大事になってくるのが「街選び」ですね。
新しい街へと引っ越しされる方も多く、環境や交通・近所の様子など、暮らしやすさを考えながら下調べしたいポイントがあります。
下見に訪れた際にできる限り丁寧にチェックしておきたい点を見てみたいと思います。
目次
実際に歩いてチェックしよう!
物件下見の際、車で現地に到着し、下見が終わるとまっすぐ帰路についてしまう場合も多いかと思います。
ですが、実際に生活圏内となるであろうエリアは、ぜひ歩いたり車で一巡したりしながら、目や肌で街を感じておきたいですね。地図で下調べをしてペンで印を付けておきましょう。
時間帯を変えて下見
日中と夜間、平日と休日でも街の表情が大きく変化しますので、時間帯を変えて数度訪れたいです。
家族の「絶対欲しいリスト」を作る
大型ショッピングセンター、深夜までのスーパー、休日に遊べる大きな公園など「必ず欲しい、できれば欲しい、あればうれしい」のように、カテゴリーごとに希望する施設や環境をランク分けしながら書き出しておきましょう。
Check1 安全性
家の周辺と生活圏となるルートを歩き、道のりと道路は安全かどうか確認しましょう。
子どもの安全性は特に気になるところ
子供が就学すると、塾や習い事、クラブなど帰りが遅くなることもあり、車での送り迎えの回数が多くなるご家庭も。
働く女性や子供が最寄り駅から安心して歩いて帰宅できるか、駅でのお迎えを安全に待機できるかをしっかり確認し、また、明るい昼だけでなく夜の様子も実際に歩いて感じておきたいですね。
街の顔でもある駅とその周辺を見ると、その街の雰囲気や取り組み方が見えてきます。
- 夜間の街灯、整備されて見通しのよい歩道か
- 駅前、家までの道路、車の量や人通り、お店、飲食店、嫌悪施設
- 小学校や中学校の通学路、裏道や近道の有無、安全性
- 防犯・防災情報も合わせて区役所や市役所など、自治体でチェック
Check2 交通&アクセスの良さ
車が必要な場所に住む場合:
車での生活が基本になる場合、最寄り駅との距離を調べておきましょう。お子さんの学校・習い事等の送り迎えに必要となる場合が多いです。
また、日々の勤務先・買い物・病院・銀行等、頻繁に行く場所への距離(車で○○分等)は事前に把握しておきましょう。
幼稚園や小学校への車での距離は、毎日のことになってきますので大きなポイント!お子さんの送り迎えの際に通るルートや所要時間は、実際に車で走ってみて体感しておきたいですね。
各施設での駐車スペースの有無、駐車しやすさ(1For2F以上、広さなど)を見ておくと、新生活が始まった際にも戸惑うことなくスムーズです。
都心に住む場合:
通勤通学と長く通うことになる最寄り駅。
駅から家まで徒歩で距離があり、乗り継ぎのアクセスも悪い場合、通勤時間がかなり長くなってしまいます。目的地までの距離はあっても、例えば快速停車駅で都心まで一本など、移動がスムーズな場合もあります。
最寄り駅までバス利用のケースでは、交通量が多い朝など普段より時間を要する場合も多いですので、実際に掛かる時間をチェックしたいですね。
また、JRと私鉄など周辺に複数路線があると、平日の通勤と休日のお出かけで使い分けできるのが便利。親御さんや友人が遊びに来やすいといったメリットもあります。
- 快速や特急停車駅、ターミナル駅へ直行、乗り継ぎの快適さなど
- 始発駅なら座って出勤できるなど、ストレス減につながる場合も。
- バス、地域の路線バスの本数や経路など運行状況
- 出張や旅行が多いお宅では空港や新幹線へのアクセス、高速出入り口
- 駅まで自転車の場合は駐輪場、空きはあるかどうか
Check3 周辺施設・医療
ファミリーの暮らしに密接となる学校や病院、便利施設はどの辺りにあるか調べておきましょう。
車での送り迎えや行き来も多くなりますので、幼稚園や小学校はじめ、クリニックなど各施設との距離や停車スペースをチェックしておきましょう。
複合ビルなどで各種施設が揃っていると、用事や手続きを済ませるのに大変便利です。また、車で数分~数十分程度の距離にクリニックや大きい病院があると心強いですね。
学びやカルチャー、運動の場所があると休日も近場で手軽に利用できます。また、公園や河川など憩いの空間が多くあれば、家族での過ごし方に潤いが出ますので大きな魅力です。
- 役所、警察、銀行、郵便局、書店、クリーニング店など
- 幼稚園や保育園の場所や様子、小学校、中学校
- 総合病院、クリニック、専門医、歯医者、皮膚科、耳鼻科など
- スポーツセンター、図書館、市民プール、テニスコートなど
- 大小の公園や広場など子供がのびのび遊べる場所
- 散歩できる遊歩道、並木道など近所で四季を感じながらリラックスできる場所
- 子育てファミリーへの支援など自治体の取り組み
Check4 買い物
毎日のごはん、その食材の買い物は暮らしにとってとても大事な部分ですね。
車での距離や便利なポイント、品揃えを押さえながら、生活圏内にあるショッピングセンターやスーパー、コンビニ、商店街の雰囲気を見ておきたいです。
近いと便利なコンビニ・ドラッグストア類
コンビニが車や自転車でほど近いと、足りないものをサッと買いに行けますし、支払いや雑誌購入などにも便利。
リカーショップやドラッグストアが近くにあると、お酒類など重いものやオムツやトイレットペーパーなどのかさばるものも車での帰宅途中にまとめ買いしやすいですね。
- スーパー多めで選択肢増、活気のある商店街で野菜や肉の新鮮食材、パン屋さんなど
- 大型ショッピングセンター、ホームセンターなどの商業施設ががあれば休日に食から生活品までなんでも揃う
- 共働きの場合、帰り道に遅くまで開いているスーパーがあると手間が大幅減
Check5 騒音問題
隣家と近い都心の家の場合、早朝や深夜にテレビやお風呂、話し声などの生活音がかなり聞こえることもあり、こちらが静かな時間帯には騒音に感じることも。
実際に近所の付近一帯を歩いてみて、ご近所さんの暮らしの様子を感じてみたいですね。できれば夜間にも一度訪れ、夜のムードをチェックしたいです。
- 清掃や整理状態:各戸の前や周辺道路はきちんと掃除され片付いているか、自転車や三輪車などの状態
- ゴミ捨て場:ゴミの整理や仕分け、片付け方は周辺住民のモラルが表れる場所
- 駅近くや幹線道路沿いの住宅:店舗の音や営業時間、人の騒ぎ声、車の音
- 線路、工場、高速、飛行空路、大規模建築予定は地図や自治体でチェックしておきたい
- 閑静な住宅街、夜に静かなところはメリットでもある反面、通行人の喋り声やエンジン音が大きく響くことも
- 可能なら夜時間の周辺住宅での実際の生活音(騒いでいないか)や明かりの確認
車を使う生活で考えておきたいポイント
通勤・買い物など日々の生活の大部分が車の方は、上記に加えて以下の点も考えておきたいですね。
- 自宅から主要スポット(勤務先等)までの道路状況:例えば、道路の幅、交通量など
- 車の出し入れがしやすい駐車場か
- 日々使う車が手入れしやすい環境等(屋根付き駐車場等)
- 日常的に利用するガソリンスタンドの場所、営業時間
下見チェックのポイントは?
- リサーチ→歩いて見てみることで、近所の雰囲気や街の魅力、また、気になる点も見えてきます。
- シミュレーション→街や住宅付近の様子を見ながら、許容範囲や希望点を固めていきます。
まずは安全性第一、そして長く住む一戸建てでこだわりたいのが買い物や施設の暮らし環境。
希望点と照らし合わせながら、妥協点も踏まえつつ取捨選択していきたいですね。
年を重ねても、日々の買い物や散歩、通院など過ごしやすい場所で暮らしたいもの。
子供たちがのびのびと育ち、将来そのエリアを地元や故郷としてずっと愛せるようなところを選びたいですね。