スタディーコーナーを設置するときに考えておきたい間取り、環境や設備について

前回の記事では、子供のスタディコーナーとは?設置場所について見てきました。

今回は、実際新築やリフォームで新しくスタディーコーナの導入を考えている方に、設置にあたり考えておきたいポイントを紹介します。

スタディコーナーの選び方のポイントは?

学ぶ専用の場所を設けよう

壁付けの場合は、大きめのフリーボードを取り付けるだけでも立派なスタディコーナーに。
一枚カウンターやフリーテーブルでも十分ですが、合わせて収納面などを充実させると、さらに学び場所としての使い勝手がアップします。

ダイニングテーブルやリビングテーブルをスタディコーナーとして併用されるお宅もありますが、食事やだんらんのたびに広げた勉強道具一式を片づける必要が出てきます。ノートや調べ物を一旦閉じてしまうなど一時的なリセットになってしまうことも。できるだけ、学び場所として専用の一角を作っておく方が使いやすそうですね。

大きさはどれぐらいが使いやすい?

将来のことも考えて、カウンターは広めに設置しておくと良いでしょう。

2、3人座れるぐらいの長さがあるときょうだいで並んで使えますし、教科書やノート、ノートパソコンを持ち込んでも十分に広々と使えます。

テーブルを置く形であれば、使い方の変化に応じて買い替えなどスタイルチェンジしやすいですね。L字にスペースがある場合は、コーナー型のカウンターも使いやすいです。

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デスクファニチャーを設置する

  • 新築の場合は、スタディコーナーを取り入れたプランニングも増えており、家のスタイルによってさまざまなデザインでの設置が可能です。
  • リフォームでは、現在の部屋の雰囲気やカラー、空きスペースにピッタリ合ったスタディコーナーを作ると、浮いた感じがなく室内にしっくりと一体感が出ます。

ともに、作り付けのフリー棚とセットにすれば、本棚や収納場所を確保できてスッキリ。

いずれはママコーナーやPCスペース、夫婦のフリーコーナーにすることも考えつつ、自由度が高くシンプルで使いやすいものを選んで長く愛用したいですね。

電源は余裕を持って

PCやタブレット、プリンターの使用、きょうだいや家族で並んで使うなど、スタディコーナーはスペースに対して必要な電源が多くなりがち。

コンセント部分はあとで必要数が増える場合もありますので、カウンター長さに応じて数ヶ所は確保しておきましょう。ケーブル穴にもこだわっておくと、机上のスッキリ感に大きな差が出ます。

疲れにくい環境づくり

座ったときのカウンターやテーブルの高さは、ひじと同じ程度に。
高さが変えられる椅子を選んでおくと、成長に応じてちょうどいい姿勢をキープできます。

室内の明るさは均一が望ましく、手元の明るさが十分とれているかもポイント。足りない分はテーブルライトや間接照明などで調節しましょう。

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整理整頓を徹底する

LDKにあるカウンターやテーブルは、家族の「ちょっと置き」の仮スペースとしても使いやすく、気づけばなぜか物置コーナーに変身していることも。

一時置き以外は物を置かない

買い物帰りや帰宅時など大変便利ではあるのですが、キッチン用品や雑貨など「その他のもの」はすぐ定位置へ移動させる時以外は置かないようにしましょう。

「さあ勉強しよう」となったときに机上がごちゃごちゃしていると、それだけでやる気が削がれてしまいます。
片付けてからでないと使えないといったことがないように、いつでもスッとスタディコーナーとしての利用を始められるように、すっきり広々させておきましょう。

ペーパー類をどんどん上に重ね、なにがどこにいったかわからないといった事もよくありますので、ペーパーホルダーやファイリング道具は必須ですね。

メモやポストイット類も増えますので、壁面利用のフリーボードを設置するのも便利です。

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可動式ワゴンで荷物は1ヶ所に

子供部屋がある場合や、スタディコーナーが複数ある場合には、文房具セット、資料セットなど場所がバラバラにならないようなシステム作りを最初にしておきましょう。
引き出しは相互的に共有できるものを選び、行き来できるようにしておくと良いでしょう。

例えばキャスター付きの可動式ワゴンなら、部屋間をコロコロとカンタンに移動させられて便利。

必要なものを見失い、「あれはどこ?」と探している時間は無駄な上に意外と長いものです。いつもの品々は1ヶ所にまとめて忘れ物や探し物が減らすようにしましょう。

引き出しワゴンの大きさのおすすめ

引き出しワゴンの大きさは、カウンター下&勉強机の下どちらにも収まるサイズが邪魔にならずおすすめです。天板はサイドテーブルとしても使え、上段引き出しには文房具などこまごましたもの、下段が高さのあるものにすれば書籍類やファイルを並べておけます。

リビングや階段下に家族共有の本棚を設置する

それぞれの本が多いお宅なら、ファミリー用本棚を設置するのもよいですね。
リビングの壁面や廊下、階段下などを利用して大きい本棚を取り付けると、ライブラリーとして1ヶ所にまとめられます。

本棚の中でも、家族ごとにスペース分けをしておけば一目瞭然。

本やノート、ファイル、教科書や参考書、辞書や図鑑など中〜大判までしっかりと収納できるように、棚のサイズ調整しておくとよいでしょう。サッと出してサッと片付けられるのは本棚ならではですね。図書館で借りてきた本を並べれば読み忘れも防げます。

例えば同じリビング内であっても、ソファはくつろぐところ、スタディコーナーは勉強したり本を読んだりするところなど、子供自身でスペースによって自然と使い分けができるものです。

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親のあたたかな視線があり、家族とのコミュニケーションがある中、子供たちがリラックスした状態で学び、考え、集中することができる。そんな場所づくりを目指して。

成長期の長い時間を過ごしていくところですから、お気に入りのスペースに、そして使いやすく落ち着ける、学びいっぱいのスタディコーナーにしたいですね。

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