「少しでも安く買いたい!」 新築一戸建てが値引きされる理由とその背景とは?

新築の場合に知っておきたい、住宅の値引きの背景

多くの方にとって一生で一番高い買い物になるであろう一戸建て住宅。
高額であるがために「少しでも安く買いたい」という思いは誰しもが抱くもの。

そこで 今回は家づくりを考えている方にはとても気になる「値引き」についてのお話しです。

自動車や家具、引越しのように住宅も値引きできるのでしょうか?
値引きの種類や仕組み、注意点、会社選びのコツをご紹介します。
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どんな値引きがあるの?値引きの主なタイプ

タイプ1: 金額が安くなる

住宅の値引きというと「2,000万円の住宅を200万円引きで1,800万円にします」というように、単純に金額が安くなるケースが一般的です。

数社と競合になった場合などに「うちで契約してくれるならこれだけ値引きしますよ」と持ち出す業者もいます。

タイプ2: オプションをサービスする

最近では「太陽光発電システムの設置費用をサービスしますよ」というように、金額そのものは値下げせず、何かしらのオプション(設備機器や仕様のグレードアップなど)をサービスするような場合もあります。

タイプ3: 内覧会開催が条件

その他にも、内覧会や見学会を開催することを条件に値引きするというケースもあります。

どうして値引きできるの?値引きの主なカラクリ

理由その1: もともと多くの利益が乗っている

値引きをする会社の多くが、はじめから値引きをしても十分採算が取れるよう価格を設定しています。
値引幅・値引額は最初から確保されていて、もともと多くの利益が乗っているということです。

この場合、値引きの要求をせずに定価で購入したとすると、実際の商品の価値よりもずいぶん高く買わされたということになります。

もし同じ商品を100万円引きで購入した人がいると知ったら、気分を害しませんか?

理由その2: 下請け業者に無理を強いている

値切きのシワ寄せが下請け業者にいく場合もあります。

同じ仕事なのに今回は利益が少ないとなれば、やはり気持ちの良い仕事はできませんよね。
職人全員がそうとは限りませんが、利益が少ないために手抜き仕事をされることもありえます。
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なぜ値引きしてくれないの?値引きNGな会社

先にお話しした通り、契約を取りたいがために値引きやサービスを行う会社は、そのために最初から多くの利益を乗せていたり、下請け業者に無理を強いていたりします。

そもそも正当な利益しか工事費の中に組み込んでいなければ、値引きはできないもの。

内覧会や見学会の開催を条件に値引きするなど適正な理由もなく、値引きを提示してくるような業者には何か裏があると考えた方がいいでしょう。
むしろ「うちは値引きしません」とはっきり言う会社こそ、信頼できます。

本来「値引きはない」のが原則

値引きを期待して住宅メーカーを選んだり、プランニングを進める事はあまりお勧めできません。

家のコストを抑えるには、家の中身を見直そう

最終的な金額からの値引きを考えるのではなく、費用を抑える工夫を考える方が現実的です。

例えば、シンプルな間取りにすることや材料や設備を見直すことでも十分経費を抑えることができます。

長く快適に暮らせる良い家を建てたいなら、安易な「値引き」は期待せず、より満足できる家づくりの工夫を住宅メーカーと一緒に考えてみましょう!

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