寒い季節を乗り切ろう!温水式床暖房のメリット: 3種類の熱の伝わり方を利用してトリプル効果!
10月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。そろそろ暖房器具を準備し始める方も多いかと思います。
これから新築やリフォームをされる方で、床暖房を取り付けようか迷われている方必見!今回、温水式床暖房のオススメポイントをお教えいたします。
まずは、床暖房の肝となる、熱について。
目次
種類が豊富な暖房器具
今やリビングの暖房の定番とも言える床暖房ですが、暖房器具には床暖房の他にも、エアコンやファンヒーター、ホットカーペット…等、様々な器具があります。それぞれ空間や物の暖め方が違ってきます。
例えば、エアコンの場合は暖めた空気を吹き出しますが、床暖房の場合は、熱線や赤外線を出して直接器具を暖める、といった具合です。
知ってた?!熱が伝わる方法は3種類あります。
熱の伝わり方には「対流」「伝熱」「ふく射」の3つがあります。それぞれを見ていきましょう。
1. 空気の流れの性質「対流」
対流とは、空気が移動する性質を表す言葉です。
- 暖められた空気は部屋の上部へ
- 冷えた空気は部屋の下部へ
エアコンやファンヒーターなどの暖房器具は、この対流を利用して空気の循環させることで空間を暖めています。
しかし、天井付近に取り付けられたエアコンでは、部屋の上部に暖められた空気が溜まってしまうため、頭の方は暖かいのに足元が冷たいという現象が生じてしまいます。
2. 熱が伝わる現象「伝導」
伝導とは、熱が物体の中を移動する現象のことです。熱は、温度の高い方から低い方へと移動する性質を持っており、湯たんぽやホットカーペットはこの伝導を利用した暖房器具となっています。
しかし、熱源に触れていないと暖かさを感じられず、低温火傷の恐れもあるため、注意が必要です。
3. 熱の放出「ふく射(放射)」
物体はその大きさに比例した熱を放出しており、この熱のことをふく射熱、または放射エネルギーと言います。放出されたふく射熱は温度の低い物体に吸収されるため、熱を吸収した物体の温度が上がります。
そのため、暖められた熱が壁や天井にも伝わるため、お部屋全体を均一に暖めます。ふく射を利用した暖房器具には、遠赤外線を利用したパネルヒーターや蓄熱暖房機、ハロゲンヒーターなどがあります。
温水式床暖房は全部を使う!トリプル効果で暖か
床暖房にも大きく分けて、温水循環式と電気ヒーター式のものがあります。
※今回は、温水循環式タイプの床暖房に限っています。
- 温水循環式:温水を循環させるもの
- 電気ヒーター式:電気発熱ヒーターを使うもの
温水式床暖房の場合、これまで紹介した3つの熱の伝達方法、床面付近で暖められた空気による「自然対流」、床に接している部分からの「伝熱」、赤外線の熱によって部屋全体が暖まる「ふく射」のトリプル効果でお家を暖めることが出来ます!
熱の伝わり方3つをすべて使うことによって、
- 部屋全体が暖まります
- 熱が逃げにくいため、効果的にエネルギーを使用します=光熱費も削減できます
- 余熱が残るため、一気に部屋が寒くなることがありません
その他には、
- 燃焼系の暖房器具のように結露しにくく、また空気を汚すこともありません
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