賃貸から新築一戸建てへの引越し。引っ越し作業時の注意点とポイント
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一戸建てへの搬入作業で知っておくべき基本ポイント
マンションからの搬出作業がスムーズであっても、2Fや3F、階段がある転居先の一戸建てへの搬入では、さまざまな問題が発生することがあります。起こりうる問題について新居での状況をシミュレーションしておきましょう。
周囲の道路状況を把握する
「大型トラックが家の前まで入ってこられるか、搬入作業の間停めておけるか、駐車スペースがない場合は近くにコインパーキングなどがあるか」を事前に調べて引越し業者へ伝えておきます。
隣家の前に駐車する必要がある場合や、他の車が通るたびトラックを移動しなければならないといったケースもあります。新居でのご近所さんにはできるだけ前もって挨拶しておくと当日もスムーズです。
家具家電に対する搬入経路の大きさ
一戸建てでは「玄関や掃き出し窓から入らない、大きさが合わず階段から上に運べない」など、2F窓やバルコニーからの吊り上げ作業による搬入になる場合も多く見られます。ベッドやソファなど大きめの家具があり不安な場合は、前もってチェックして引越し業者へ伝えておきましょう。
搬入配置マップを作成しよう
新居の間取り図を階ごとに用意します。把握するためだけのものなので、ラフな手書きでもOK!
大雑把でよいので、「家具・家電・段ボール」の置き場所を間取り図に書き込み、段ボールにも連動させてマジックでわかりやすいように記入し、コピーして作業員さんにも渡しておきます。できれば玄関や廊下にも貼っておくとよいでしょう。
配置マップ記入例:
マップには、「なにが入っているか、どれをどの部屋に運ぶか」置き場所&定位置を記入。
- マップ面「A・キッチン」→ 段ボール面「A・キッチン(カトラリー1)」
- マップ面「B・2F書斎」 → 段ボール面「B・2F書斎(レコード4)」など
マップの書き方のポイント:
- 作業員さんに手渡すマップの記号はわかりやすくシンプルに
- タンスやソファ、照明など家具家電の位置
- 段ボールには中身と部屋番号、自身が整理する際の情報も加えつつ
- 割れ物には「ワレモノ注意」と赤や目立つ色で書いておきます。
旧居にて最終まで使用するデイリー品は「最後ボックス」へまとめておきましょう。
また、新居ですぐ必要となるものを「最初ボックス」としてまとめておきます。例)コンタクト、化粧品、洗剤類、タオル、リモコン、トイレットペーパー、やかんやカップなど。
しっかりと頼れる引越し業者を選ぼう
何もかもが新しい新築では、傷や汚れはより目立ちやすいもの。
家具や家電、大事な新居を傷つけないように、きっちりとした保護作業をしてくれる業者を選びましょう。
傷が付いて問題になりやすい箇所は、「床(フローリング、畳)、壁(壁紙)、階段」など。
養生のレベルは業者によって差があります。以下について事前に確認しておきます。
- 住宅素材を守るための養生をどのようにおこなってもらえるのか
- 家具家電や室内、建物の傷など問題が発生した場合の保障内容
また、養生素材が新品でない場合、壁に元の汚れがついてしまうこともありますので要チェックです。
引越し終了時には業者立ち会いのもと確認作業をしましょう。
引っ越し代金の追加料金の確認
引越し代金には、通常のパック料金以外の費用が発生する場合があります。
保険手続きなども含めて、以下のような点について、事前に引越し業者に相談しておきましょう。
- 食器類梱包など荷造りを手伝ってもらうオプション(おまかせパック等)を頼んだ場合
- マンションやハイツからの搬出時にエレベーターがなく階段での搬出
- 新居にて窓からクレーンで吊り上げ搬入の必要がある場合
- エアコン取り外しおよび取り付け設置(エアコン台数ごと)
- テレビや衛星放送、オーディオや録画機器の配線接続(通常は搬入のみ)
- ピアノなど大型の楽器、美術品や骨董品、観葉植物などの特殊な荷物
段取りから細々と数多くの作業まで、引越しはひとつひとつクリアしなければならない項目がたくさん!
時間が少なくなるほど心身共にきつくつらいものになってしまいますので、見取り図を見ながらプランニング、経験者にアドバイスを求めるなど早め早めに対処し、できる限り心の余裕を持って取り組みたいですね。
疑問点ややることリストなど必要な行動をなんでも書き出しておき、ノートや表で都度チェックしながら荷造りや手続きをこなしていきましょう!