使いやすいキッチンに共通する条件!ワークトライアングル、収納術、天板カウンター高さは?
キッチンを自分なりに使いやすくするためにはポイントがあります。本記事ではその代表的な4つのポイントを紹介してきます。
目次
使いやすいキッチンは三角形(ワークトライアングル)が重要
使いやすいキッチンを考える上で、ワークトライアングルという言葉は知っていますか?
アメリカで開発された理論なのですが、「シンク」「調理器」「冷蔵庫」の3点を線で結ぶと三角形ができます。これを「ワークトライアングル」とよびます。
図:LIXIL
三角形が正三角形に近いほど作業性が良く、3辺の合計が3.6m~6.0mの範囲にあれば、驚くほど使いやすくなります。
さらに、上記の3つのエリア「水回り」「火まわり」「冷蔵庫」に「収納」を加えた4つを正方形に近い形にするとより使いやすくなります。
【キッチン収納のポイント】
目的ごとに3つのエリア分ける。ゴールデンゾーンの活用。
先に紹介した、3つのエリアの収納術を紹介します。まずは水回りから!
収納術その1. 水回りエリア
画像:LIXIL
収納ポイント:
シンクエリアで下ごしらえや片づけなどに関わるものを収納するようにしましょう。
(なべ、やかん、ボウル、計量スプーン、キッチンばさみ)
収納術その2. 火まわりエリア
画像:LIXIL
収納ポイント:
コンロまわりで調理に使うものを収納するようにしましょう。
(フライパン、香辛料、なべつかみ、調理道具)
水回り、火まわりで使用するフライパン、鍋などは、立てて取っ手の向きを手前にすると使いやすくなります。
例えば、以下の製品は、LIXILで販売している「フライパン、鍋蓋立て」ですが、100円ショップなどで売っている物でも代用できそうですね!
画像:LIXIL
収納術その3. 食器エリア
画像:LIXIL
一番良く使う食器をゴールデンゾーンの高さに収納する事で使いやすくなります。
ゴールデンゾーンとは背伸びせず手の届く高さから、屈まずに手が届く高さの事です。身長にもよりますが、高さ60cmから1.7mくらいになります。この高さに何を収納するかで、使い勝手が変わります。
画像:SUMICA金沢
収納ポイント:
- 軽いものは吊戸棚に引き出しカゴを設置しその中にまとめる
(調味料、お弁当セット、お菓子作りセット) - 重い物、良く使う物はゴールデンゾーンの下側に収納する
(フライパン、なべ、調理道具、ボウルなど)
キッチンの天板カウンター高さは何センチが良いの?
キッチンを新しく購入、リフォームされる方は、自分の高さにあったキッチンに出来るチャンスです。
システムキッチンのカウンター高さは自分にあった高さで注文できること知っていましたか?高さ80cm、高さ82.5cm、高さ85cm、高さ90cmなどの高さでオーダー注文ができます。
使いやすい天板カウンター高さの目安=身長÷2+5cm
例:身長160cmの場合は、160÷2+5 =85cm となります。
画像:ナスラック
次回は、最新のキッチンの代表的な種類を紹介していきます。おたのしみに!