【ママ・女性視点の家づくり】新築・リフォームではキッチンは動きやすさにこだわる
キッチンは女性が一日の長くを過ごす時間。ここでの快適さがママへの生活に与える影響も見逃せません。前回の記事では、「新築やリフォームでのキッチン・まず考えたい4つのこと」の1点目として、「システムキッチン」に注目しました。今回はその続きの2点目です。
目次
新築やリフォームでのキッチン・まず考えたい4つのこと
- システム
- 動きやすさ
- 収納
- ゴミの仕分け
この連載では、忙しくても頑張る「ママや女性」の生活空間や家事についてスポットを当て、よりよい暮らしへのスタイルづくりのお手伝いを目指しています。連載記事の一覧はこちらをご覧ください。
2. キッチンでの動きやすさにこだわる!
冷蔵庫・ストック場所・食器棚・キッチンカウンターが近いのが理想。
1ヶ所集中型の間取りで効率アップ!
ダイニングの位置にこだわるママや女性も増えてきています。
A・キッチン背面とダイニングが隣接した対面型
B・キッチン横手にテーブルを配置したサイドダイニング型
など、キッチン&リビングの間取りを考慮し、家族の使いやすい配置にすれば、出来立て料理を出すのも一瞬。行ったり来たりの移動距離も少なくなり、配膳から片付けまでグッとスムーズに。
加えて、台所での作業は「選ぶ」「出す」「しまう」など一連の動きを何度も繰り返しますね。
冷蔵庫や食器棚、パントリーをキッチンから近いエリア内に密集させることで、流れるように作業ができる=「家事動線」からムダがカットされ、動きがなめらかに。
これらを基本にキッチンプランをおこなうことで、今までよりも作業範囲がコンパクトになり、スピードUP!また、サニタリーを隣接させるプランも移動がしやすくなり大変人気です。
画像:対面型のキッチン例
画像:サイドダイニング型のキッチン例
実際にキッチンに立つ「ママの希望スタイル」で選べるのがうれしい
AとBどちらのスタイルでもキッチンからリビングがすっきりと見渡せ、TV画面や子供たちの様子を眺めながら家事をおこなえるのが大きな魅力。
壁に向かっての料理や洗い物などの台所仕事は「なんだか孤独」と閉塞感を感じる人も多数と言われていますが、すっきりと視界が開けていれば、気分も明るくなりますね。ママがお鍋を煮込んでいる間など、ちょっとした休憩ができる簡易チェアも便利。
夜に帰宅してからノンストップで活動、一回も座らぬままなんてことも珍しくない、そんな働くママも多いですよね。
調理の合間にサッと出してちょこっと気軽に座れるような、シンプルで片付けやすい椅子があれば、リビング越しに家族とおしゃべりしたり、スマホやタブレットなどを開いたりできるように。
レシピを見ながら、お鍋を混ぜながら。お茶を飲んでホッと一息つきたい時にもおすすめです。
キッチン前のダイニングスペースの一部をスタディコーナーにする案も
最近は特に、リビングで宿題や勉強をする子供たちが多く、ママから見守る形ですぐ近くにいると安心感がありますね。時には一緒に座り、わからないことに答えてあげたり、ママが家計簿や連絡帳などちょっとした書き物をしたりする場所としても有効利用できます。
また、この空間をリビング脇に少し独立させることにより、TVなどから離れ、「ながら勉強」がしにくくなり集中もしやすい、そんなスタイルも増えてきています