【ママ・女性視点の家づくり】効率アップ!ランドリーまわりのかしこい収納・分別方法

女性視点の家づくりが近年の主流となっていることから、連載4回目の今回も引き続き、女性目線での「よりよい暮らし方や空間の作り方について」紹介していきます。

過去の連載記事をご覧になりたい方は、こちらを見てください。

少しのヘルプでグッとラクに!みんなで助け合いたい洗濯まわり

では、具体的に今住んでいる家ではどうやったら洗濯・家事がラクになるのでしょう?

前回の記事では、水回りを動線を徹底して効率化することによって、洗濯の時間を時短、楽にする方法を紹介しました。今回は、大掛かりなことはせずに、今からカンタンに取り入れられるものだけ!

家族みんなの取り組みで何倍もラクになる、そんな方法も考えてみましょう。

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画像:パナソニック シーライン

ポイント1: 脱いだもの洗うものは各自で分別!

以下は洗濯物にまつわる「あるある」です。あなたの家族はどんなタイプですか?

1) 「それぞれの部屋にポイッと脱ぎ捨てるタイプ」

下着やTシャツはお風呂に入る際、洗面所で脱ぐことが多いですね。ですが、その他のズボンやスカート、はては帰宅時に脱いだ靴下など、「それぞれの部屋にポイッと脱ぎ捨てるタイプ」家族にそんな人はいませんか?

ママが「さあ洗濯しよう」と洗う時になって、いろんな部屋から洗濯物を探し、集めてくるのは大変。回収作業にはかなり時間も手間も掛かります。

2) 「ソファや椅子にどんどん重ねていってしまうタイプ」

一目瞭然の汚れ物はさておき、まず積まれた服の中から「どれが一体洗濯物なのか…」と悩むこともしばしば。「明日あと一回着るつもりだったのに!」と文句まで言われるなんてことも。

3)「脱いだものを全部ポイポイ洗濯カゴに入れるタイプ」

なんだか他に比べるとまだマシに思えてしまいますが、これも実はなんでもかんでも一緒くたなの で、またあとからゴソゴソと仕分け作業をするハメに。いったん取り出しては一枚ずつチェック、その仕事も実際に洗濯機を回すママの負担になってしまっています。

そのまま洗う洗濯物は洗濯カゴへ、そして分けられるものはできる限り事前に分別しておく「各自仕分けルール」を作りましょう。

ポイント2: 洗濯物ルールづくり

普段洗いのものは洗濯機へ、その他は各自選別!

洗濯物は脱いだ人が片付ける。洗い方によって分かれたそれぞれの場所に入れましょう。

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仕分けカゴやボックスの活用

普段洗い以外の洗濯は、主に家で洗うのが難しい「ちょっと高い洋服」または「ひどい汚れ」 の2つが一般的だと思います。

おしゃれ着

「1. クリーニング」または「2. 家でのおしゃれ着洗い」用に分け、
1はクリーニング用の袋へ
2はネットへ プラス、それらを置く場所決めます

シミや激しい汚れ、運動着や上靴、靴下などジャブジャブ洗いしたいもの用

「ひどい汚れ」の洗濯もの、だんだん溜まっていきませんか?

「次のお休みには必ず」と思いながらあっという間に時が過ぎてしまいます。
あとで洗う系は、溜まれば溜まるほどおっくうに。まとめ洗いするつもりでも、日常の洗濯物は減ることがないので、「通常運転だけでスケジュールいっぱい」プラスαの時間がないなんて事も。

お風呂に入った時のついでに、石鹸とブラシ、スポンジで下洗いなどをすると後がラクです。

ポイント3: スペースを徹底的に有効利用!

洗面スペースにはデッドスペースも多くなりがち。洗面台は収納にこだわったタイプを選びたいですね。
また、隙間や空間を活かしたランドリーハンガーや洗濯ラック、シェルフや吊り戸棚が役立ちます。

とにかく散らかりがちな洗濯周り、かと言って日々の必需品まできっちり収納してしまうと、毎日のことだけに出し入れが面倒に。

  • 洗剤系:洗剤、柔軟剤、漂白剤、おしゃれ着洗剤
  • 洗濯グッズ系:洗濯バサミ、ピンチ類、ハンガー、ロープ

などなど、デイリーな洗濯グッズは大小サイズのカゴや缶などにスッキリまとめましょう!そのカゴを扉の中にインできれば出し入れもスムーズですね。

同じスペースで一連の動作がおこなえる洗濯作業場づくり

ハンガーパイプが付いたランドリーラックが便利!

  • 準備するもの:
    -下着や靴下、ハンカチなどを干すピンチハンガー(別名ジャラジャラとも言ったりします)
    -シャツ類を掛けるハンガー類
  • 手順:
    -洗い上がった洗濯物は、その場でハンガーに通しパイプに順々に掛けておく→まとめて物干し場所へ
    -細々と時間がかかる下着や靴下類もサッサッとピンチハンガーに吊るす→物干し場所へ
    -まとめや仕分け作業が減る→すみやかにサニタリーで洗濯開始
    -洗い上がりとともにスムーズに干し準備をおこなう→あとは干すだけ

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画像出典:ベルメゾンネット「角パイプランドリーラック」

さらに、洗濯物をまとめておくことで、
-雨の日の部屋干しもサッとおこなえてスムーズ。
-ベランダで干す際の直射日光ダメージを最短に抑える。
など、このようにシステム化できると、効率が良くなり時間も短縮されます。

また、ベランダ手前や脇などに小さいスペースでも「洗濯ルーム」があると、夜間や梅雨の時期などに部屋干し場所に悩むことがなくなり、とても役立ちます。

集める、仕分ける、洗う、干す、取り込む、たたむ、しまう。
習慣として滞りなくおこなってはいますが、なんと一回の洗濯だけでこの作業量です!さらにプラスして「アイロンが必要」なものまで登場。

例えば、近年ポピュラーになった形状記憶シャツは、家で洗えて型崩れやシワも少なく、クリーニング代も節約できます。購入時は割高に感じがちですが、長い目で見るとコスパも良く経済的。そしてやっぱり、アイロンが簡単になるので時間短縮がうれしいですね!

見えない収納&見える収納

こまごましたものは、棚の中にしまってしまうと「どこに行ったかわからない」「存在自体忘れてしまう」などといったことも起こりがち。カゴやラック、シェルフなどの活用で、ある程度「出しておく収納」も日々の活動しやすさのカギとなるでしょう。

次回からも、
・水まわりの仕事どんどん見直そう!
・キッチンと収納を考える
などなど、「ママの快適な暮らし」にすぐ役立つ収納や家事の方法について、じっくり考えてみたいと思います。

>「家事ラク」動線:工夫次第で暮らしがグンと快適に

【ママ・女性視点の家づくり】連載記事一覧

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