【ママ・女性視点の家づくり】ママスペースと家族のルール作りがママの負担を減らす方法に

女性に優しい、ママ目線にこだわる、そんな家づくりが増えています

家事に仕事に毎日忙しい、近年ではそんな女性やママ達がとても多くなりました。
「家」や「空間」を通して、日々の暮らしやすさを考えること。
家づくりもこのようなコンセプトのもとに作られるようになり、以前よりも「過ごしやすく」「便利に」進化してきています。

前回から始まったこの連載では、そんな「女性目線」にこだわった、よりよい暮らし方や空間の作り方についてスポットを当てています。

2回目の今回は、

  • ママの快適空間を作るための方法
  • ママの負担を減らす、家族みんなでの取り組み

これらについて、取り上げていきます。

ママの快適を見直す2つの簡単な取り組み

1.ママの快適ゾーンをつくる

い)家事の合間に「小休憩タイム」用のママスペースを作る

じぶんスペースを作っても、忙しくてなかなかそこにたどり着けないものです。

あれやこれやと呼ばれては、またいつもの場所に戻るハメに。リビング、キッチン、サニタリー、いつもの場所の中に、すぐ用意できるちょっとした「かんたんママスペース」を作りましょう。狭くてもいいので、ママ専用「定位置」のホッとコーナーを作ります。

「かんたんママスペース」の作り方

  • 必要な物:簡易チェア、ママ用品カゴ
  • 手順:

1) 持ち運びできる座椅子や折りたたみチェアを用意
2) スマホやタブレット、単行本やDS、スイーツなどかんたんに持ち運べる「バラエティママボックス」を作る

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生活動線上に、一つならずともいくつでも「プチコーナー」を作りましょう。ちょっと動いてはひといき。また用事をこなした後は小休憩。

「あそこはママのひといき場所」「今はママのリラックス時間」これがなんとなくでも少しずつ浸透すれば、今頼まなくてもいいこと、よく考えたら自分でできること、今まで特別考えなかった「ママ時間」に対し、それぞれの捉え方や感じ方にも違いが出てくるはず。

ろ)1日の終わりに「ホッと出来る」時間の確保

本や雑誌を読んだり、DVDや音楽を楽しんだり、友人となにげないメールのやりとりをしたり。バスタイムや眠る前、少しだけでも「ひとり」になれる癒やし時間が欲しいもの。

独身の頃に楽しんでいたいろんなあれこれ、ママになったからってすべて我慢することはないですよね。

「お気に入りの一曲をじっくりと目を閉じて聴く」
「タブレットで欲しかった化粧品をネット検索」
「家族でお出かけした写真をのんびり眺める」

ちょっとしたひとときが、驚くほどのリフレッシュタイムになったり、活力を与えてくれる時間になったりします。

過ごしやすい季節はベランダにチェアを置くのもオススメ。それこそビーチチェアのようなものでもOK。ほんの何分でもガラガラとベランダに出て、ぼんやりしたり星空を眺めたり。同じ家の中でも、一瞬で手軽にひとり時間を持てます。

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2.ママの負担を減らすルールづくり

「だれかがやってくれる」はクセになる!?

「ストライプのシャツ、どこにしまってあるの?」
「シャンプーがなくなりそう!詰め替えて~」
「目玉焼きもういっこ食べたい」

いろいろな細かいこと、みんなが聞いてきます。あれやこれやと頼んできます。
あれ、どうして私だけが家のすべてを把握しているのだろう?
昔からこんなになんでもしてあげていたっけ……?
そんな風に思うことありませんか?

「生活はどんどんパターン化する!?」自分でできることは各自おこなう!

例えばこれらのルールを取り入れることで、驚くほど雑用が減ります。ひとつひとつは本当にシンプルでカンタンなもの。
ところがこれがなかなか徹底できません。

なぜか?これも答えはシンプルです。

「だれかがいつか(=ママがしょうがなく)やってくれる」と思っているからなんですね。

各自、できることは今すぐ自分でやってもらいましょう。例えば、すぐスタートできる、こんな「超カンタン」なことから。

  • 「着替える」はいつも決まった場所でおこない、脱いだ服はそれぞれが「ハンガーへ」「洗濯カゴへ」と片付ける
  • 調味料は冷蔵庫、お皿は流し台、靴は靴箱、出したものは使った人が片付ける
  • 細々した収納へはラベリングが有効!家族での「定位置」の把握
  • おもちゃ関係などかさばるものはいったん大きい箱へまとめてイン → 部屋ごと移動

「お手伝い」ではなく「自身の生活行動」だと理解してもらうことが大切ですね。

一日の中でこまごまと行なっていた片付け関連、それぞれは一瞬でもトータル時間は相当なもの。今までより5分でも10分でもみんなの雑用に費やしていた時間が減ると、その分ママ時間がグンと増える上、ストレスも減ります。

>「家事ラク」動線:工夫次第で暮らしがグンと快適に

家庭での「お片づけ」は頭を悩ませる永遠のテーマ

「炊事のあれこれ、もっとスピードアップできたらなあ」

「今日もぜんぶの家事が終わったら、あっという間にもう夜中!」

こんなことはありませんか?

少しずつでも「短く」「より便利に」、そんな時間の作り方や活用方法、見つけましょう!

  • 暮らしやすさを決める「収納術」
  • とにかくスッキリ整理整頓したい!
  • 効率アップ!部屋ごとのかしこい収納方法

暮らしにすぐ役立つ「時短」や「過ごしやすさ」のための収納やお片づけについて、次回以降もじっくり考えてみたいと思います。ママが過ごしやすい空間は、家族みんなが暮らしやすい空間。ぜひ少しずつチャレンジしてみてくださいね。

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