結露は家の大敵?!掃除しやすい家の最低条件は気密性と断熱性にあり
朝起きて、カーテンを開けたら窓が結露してベタベタ、カーテンまでベタベタで窓枠には黒カビが生えている・・・なんてことが、毎日毎日起こっていたらうんざりしますよね。
家の大敵は「結露」です。
結露がひどい場合、以下のような影響があります。
目次
結露がひどくなると家の中ではこんな影響が
- 結露すると水分を含んだちりやほこりが溜まって汚いです。
- 結露するとほこりをエサとするカビが繁殖して汚いです。
- カビが生えると家がカビ臭くなります。
- カビが生えるとカビをエサとするダニも増殖します。
- カビの胞子やダニのフン、死がいはアレルギーやぜんそくの原因になります。
並べてみただけでも嫌になってきますね。。。
窓や玄関ドア、押入れなどが結露していた場合、すぐにお掃除しなくてはいけません。
毎日毎日、家中の窓の結露をふきとらなくてはいけない家なんて、掃除しやすい家とは言えないですよね。
こうした悩みは、住宅を建てるときに注意をすることで、負担を減らすことができるものです。せっかく家を建てるのであれば、お掃除のしやすい家にしたいですよね。
今回は、そんなあなたのために、掃除しやすい家の最低条件と、掃除しやすい住宅にするための5つのポイントをシリーズで紹介いたします。
まず初回の今回は結露が発生する仕組みを図解で詳しく説明します。
掃除しやすい家の最低条件とは?
掃除しやすい家の最低条件 = 結露しにくい性能 = 気密性と断熱性の高さ
最大の敵は結露です。
結露とは?
結露とは、空気中に含まれる水蒸気が冷やされることによって、空気中に含むことのできる水蒸気量の限界を超え、水分として表面に現れる現象のことです。
空気の温度が高いと空気中に多く水蒸気を含むことができますが、空気の温度が低いと空気中に含むことのできる水蒸気の量が少なくなり、オーバーフローした分が水分となります。
夏、冷たい飲み物をコップに入れるとコップの周りに水滴が付きますよね。
この水滴が結露です。
結露を防ぐには
掃除しやすい家にするためには結露を防がなくてはいけません。
そしてそのためには、気密性能と断熱性能を高める必要があります。
- 気密とは・・・外部への空気の移動を防ぐこと
- 断熱とは・・・外部への熱の移動を防ぐこと
家で結露が起きる仕組み
高気密高断熱の家でない場合、外気と接している部分、特に窓が影響を受けやすく、室内側の窓周辺の空気が冷やされ、結露してしまいます。
それを高気密高断熱住宅にすることで、外気の影響を少なくすることができ、結露を防ぐことができます。
高気密高断熱住宅であれば、結露を防いでお掃除をラクにするだけでなく、ちょっとの冷暖房費で夏は涼しく、冬は暖かい快適な暮らしが実現できます。
「お掃除しやすい家」 = 「高気密高断熱住宅」
ぜひ頭に入れて家づくりを進めてみてください。
高気密で高断熱の住宅を建てるためのポイントについては、「夏は涼しく冬は暖かく!住宅の気密性・断熱性を見極める3つのポイント」という記事でも詳述していますので、よろしければ読んでみてください。
次回はいよいよ「掃除しやすい家の5つのポイント」を紹介していきます。