冬から始めるサニーレタスとイチゴの家庭菜園
目次
家庭菜園、始めませんか?
秋までに全部の収穫を終わらせて、冬は家庭菜園の作業を休むという方も多いようです。
そこで・・・「あえて野菜を育てよう!」
冬でもプランターを使って室内で育てる事は出来ます。プランターをベランダやサンルームに置けば、天気に合わせて室内に入れる事で温度調節をする事が出来るので、今回は割に簡単で短期間に育つサニーレタスやイチゴにチャレンジしてみましょう。
冬から始める2メニュー
サニーレタスのプランター栽培
直接霜や雪が当たる場所ではなく、屋根のあるベランダや軒下、サンムールで育てます。
植え付け
赤玉土をプランター下部に均等に敷き詰め、その上に培養土を適量いれ、水をまき湿らせておきます。そこにサニーレタスの9cm苗をビニールポットより根を崩さずに取り出して、すっぽり植え付けます。
追肥
後はジョウロで水遣りします。肥料は特に必要ありません。※通販でセットで販売しているものもあります。
イチゴのプランター栽培
イチゴは冬を越さないと、実をつけないので11月頃までには苗を買い求めて深めのプランターに植え付けるようにします。
植え付け
イチゴの苗は秋に出回りますから、10月上旬から11月上旬に植え付けます。
まず深さ20㎝以上のプランターに用土の(赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土3)をいれるか、イチゴ専用培養土、または野菜専用培養土をいれます。堆肥を入れ、いちご専用肥料、そして活力液(剤)を植え付けのときや時々水やりのときに与えたり葉にかけることで甘いイチゴになります。
植え付けの10日〜2週間前に10ℓあたり10gの苦土石灰を加えて中和し、1週間前に元肥として緩効性有機肥料あるいはいちご専用肥料を施しておきます。
よい苗とはクラウン(地際の茎部分)が太く、本葉が3枚以上はあるもの、葉に虫食いや斑点のないきれいなものです。葉の付け根の生長点が少し見える程度の浅植えます。
育て方
植え付け直後は苗の生育を促すため、こまめに水やりをします。
寒い時期の11月〜2月までは休眠期なので、乾いたら水を与える程度で、3月中旬頃から生育を始まるので土が乾きすぎないように注意します。そして黄色くなった古い葉を順次取り去ります。1月下旬ごろまでは寒さに当ててください。
追肥
2月下旬〜3月上旬に追肥します。イチゴの根の上に規定に薄めた液体肥料をまきます。
収穫
赤く色づいたばかりのイチゴは酸っぱいので、充分熟して温度が低い午前中に摘み取ります。
植栽豆知識「来年の為に、土作り!」
春からの家庭菜園の為に、土作りをして準備するのが良いでしょう。
秋の収穫後の整備の仕方としては、残った根や株を取り除き、桑やスコップなどを使って、畑全体を深く掘り起こします。石灰または苦土石灰を、通常は土が7〜8割がた見えなくなる程度(1平方m当たり50g ぐらい)均一にまいてから、20〜30cmの深さを耕します。掘り起こした土は厳しい寒気にさらされ風化し、病原菌や害虫、雑草などの密度を下げることができ、水はけの良い柔らかい土の状態にしましょう。
その後苦土石灰をまいておきたい時期です。苦土石灰は、土に馴染むまで2〜3週間ほどかかります。
2月前後に苦土石灰をまいておくと、春からの作業がスムーズに行くので、運動不足の解消も為にもがんばってみましょう。